仙台の街の小さな美術館・福島美術館は、昨年の東日本大震災で建物が被災しました。同館は福祉団体を母体とするため、1000万円を超える建物の修理費の都合がつかず、長期の休館を余儀なくされてきました。
宮城学院女子大学の学芸員課程では、この美術館の再開のための支援活動を続けてきました。所蔵作品保全のための資材調達、安全な区域への作品の移送、建物修理のための募金活動への協力などに加え、6月から始まった同館修繕工事の期間中、所蔵作品・資料の多くの部分を大学でお預かりしてきました。
このほどようやく建物の修理が完成し、福島美術館は12月19日に再開館の運びとなりました。そこで、同館のご協力を得て大学祭の開催に合わせ、福島美術館が所蔵する名品を選りすぐって展示させていただくことになりました。
展示は大学祭期間の10月13日(土)、14日(日)に続いて19日(金)まで行われます。ぜひこの機会に福島美術館の名品の数々をご覧いただきますよう、ご案内申し上げます。
大学祭特別展示「福島美術館の華(たからもの)」
会期:10月13日(土)~10月19日(金)
時間:10:00~17:00(最終日は15:00まで)
会場:宮城学院女子大学 資料実習室(講義館6階C609)
入場無料