一般教育科の間瀬幸江准教授の共著が出版されています

林洋子/クリストフ・マルケ 編
『テキストとイメージを編む 出版文化の日仏交流』
勉成出版 2015年2月

19世紀から20世紀の日本とフランスの交流のありようを、挿絵本出版文化を切り口としてまとめた論集です。
間瀬幸江先生はこの中で、「テキストを「演出」する─ジャン=ガブリエル・ダラニェスと挿絵本出版:ジャン・ジロドゥとの協働を例に」という論考を発表されています。演劇学をご専門とする立場から、近現代フランスの出版文化を牽引する「ブック・ディレクター」の仕事を、演劇の演出家の仕事に見立てるという興味深い手法により、フランスの作家ジャン・ジロドゥと、画家藤田嗣治の縁を取り結んだ、ダラニェスという稀代の、しかし知られざる「仕掛け人」の存在を明らかにしています。