土田 定克先生(音楽科非常勤講師)の著書が出版されます

音楽科の土田 定克先生(ピアノ・非常勤講師)の著書が出版されます。

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『溢奏』書影データ

溢奏(いっそう) ラフマニノフに聴く演奏の極意

【著者】
土田 定克 編著

【出版】
株式会社アルファベータブックス

※2023年12月19日刊行予定
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土田 定克 先生からのメッセージ
演奏家は、本番でどう弾けるかに掛かっている。さっきまで弾けていたのに、とか、家では上手に弾けるのに、では通用しない。スラスラ弾ける日もあれば、しんどくて弾きにくい日もある。演奏は生ものだから保存しようがないし、それを突き動かしている力も目に見えない。つまり、心身共に最高の状態で舞台に立つのは案外難しい。
舞台では日頃の60%の力が出れば良い方だ、と言われている。ただプロになる人ならば、それをなるべく80~100%に近づけようと努力し、あわよくば自力を超えた120%の力が降ってこないものか探求するものだ。ラフマニノフはそれを「生きた閃き」と呼び、「これぞ霊感という名で知られている驚くべき現象である」と解説している(下記新刊書142頁参照)。
この「生きた閃き」「霊感」「インスピレーション」というものを追求しつづけてきた成果が一冊の本になった。『溢奏――ラフマニノフに聴く演奏の奥義』。まさに本番で心から音楽が「溢」れてくるようにするための方法論だ。心を脱力して舞台に立つと、意外と弾きやすい。もしよければ、ぜひ手に取って一読してみてほしい。これからの時代を生きていく皆さんにとって何か一つでもヒントになることがあれば、筆者としても望外の喜びである。