「小学生のためのサマーカレッジ2023」で音楽科教員・学生が講座を担当しました

7月22日(土)~23日(日)の2日間、「小学生のためのサマーカレッジ2023」が開催されました。
この講座は震災復興を目的に小学生を対象として企画されたもので、新型コロナウイルスの影響で開催できない年もありましたが、2011年から毎年開講されている本学ならではの企画です。今回、音楽科の教員・学生スタッフも企画に参加しました。
1日目は、6つの講座から興味のある講座をひとつ選択し、教員・ボランティア学生と学びを体験。音楽科の井坂 惠教授(声楽)が一般教育部の間瀬 幸江准教授と一緒に「歌ってみよう」という講座を担当しました。
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まず最初に、かるた遊びをしながらフランス語のアルファベットを学びました。井坂先生による発声練習のあと、フランス語で「ABCの歌」を歌いました。
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「ABCの歌」は皆さんよくご存じの「きらきら星」のメロディーで歌われます。この旋律はフランスのシャンソンで、もともとは「あのね、ママ聞いてよ」〈A vous dirai-je, Maman〉というタイトルの歌でした。モーツァルトは、この旋律を主題にして12の変奏曲を作曲しました。「きらきら星変奏曲」と呼ばれ、親しまれている作品です。子どもたちは、このシャンソン〈A vous dirai-je, Maman〉もあっという間にフランス語で歌えるようになりました。
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ほとんどの子どもたちがフランス語で歌うのは初めての経験でしたが、体を動かしながら、元気に大きな声で歌っていました。
「難しかったけれど、歌えるようになって楽しかった」「もう一回歌いたい」などの声が聞かれました。

講座の後は、「おやつの時間」です。学生食堂「ピエリス」で生活科学部食品栄養学科の学生が考案して調理した「かぼちゃのカップケーキ」をいただいたあと、「キャンパスピアノ」の演奏を楽しんでいただきました。
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音楽科学生が、ピアノソロでショパンの「英雄ポロネーズ」を演奏し、続いてソプラノ・ホルン・ピアノのアンサンブルで「浜辺の歌」「君をのせて」の2曲を演奏しました。
曲の合間には、楽器紹介も行い、楽器の構造を説明しながら、様々な音色を実演しました。
学生の演奏が終わると、「キャンパスピアノ」を弾いてみたい!という子どもたちがピアノの周りに集まり、次々とご自慢の一曲を披露してくれました。

2日目の「終わりの会」は礼拝堂で行われ、音楽科の科目等履修生がオルガンを演奏しました。
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参加された皆さんが音楽を通して、学びの世界の広さを感じていただけたら幸いです。