1月11日、今年度2回目となる音楽科・キャリア関連企画「先輩に会おう!」を開催しました。この会は、様々な方面で活躍する音楽科卒業生を紹介し、学生のキャリア形成の参考になるように企画された講演会です。
今回ご登壇くださったのは、小野 綾子さん(音楽科声楽専攻卒業)です。小野さんは、音楽科卒業後も研鑽を積み、声楽家として様々な活躍をされています。これまでの成果が評価され、令和4年度宮城県芸術選奨新人賞を受賞されました。
小野さんは、まず宮城学院で過ごした学生時代の思い出を話してくださいました。のちに小野さんのライフワークとなるヘンデルの音楽に触れるきっかけは、学生時代に指導を受けた恩師からのひとことだったそうです。先生からの励ましや暖かい指導に導かれたこと、友人たちとの出会い、卒業後、様々なアルバイトや講師の仕事などを経てイタリアへ留学したこと、留学時代の苦労話や、レッスンの様子、様々な国から学びにきている仲間たちとの交流など、写真や演奏動画を交えながらお話してくださいました。
東北でバロック音楽をもっと広めていきたい、と、様々な演奏活動を展開している小野さんの様子に、参加した学生たちも多くの刺激を受けた様子でした。
参加した学生の感想・・・
・現役で活躍されている先輩のお話を聞くことができ、とても良い刺激をうけることができました。アルバイトや留学など、様々な経験をされてきたと聞いて、私も大学の中だけでなく行動の範囲を広げて経験を積んでいきたいと感じました。その中で自分が一番輝ける場所を探していけたらいいなと思いました。
・自分のしたいことをして生きることの楽しさや充実さを教えてもらえた気がして、私もずっと音楽を学び続けたいと感じました。
・卒業しても自分のやりたいことを追い続けていたことがとても素晴らしいことだと思いました。留学だけでなく、アルバイトや非常勤講師をしながらの10年間は大変だったと思いますが、そこでもたくさんのことを学んでいらっしゃって素敵だと感じました。卒業後もたくさんの選択肢があることを教えていただけて良かったです。私も自分のなりたい姿をもう一度よく考えて、卒業後何をするか具体的に考えてみようと思いました。
小野さん、貴重なお話をありがとうございました。