9月26日、音楽科・キャリア関連企画「先輩に会おう!」を開催しました。この会は、様々な方面で活躍する音楽科卒業生を紹介し、学生のキャリア形成の参考になるように企画された講演会です。コロナ禍で、この2年間は配信された動画を視聴する形態で行ってきましたが、今回は、久しぶりに対面形式で開催しました。
今回ご登壇くださったのは、戸口 木綿子さん(音楽科声楽専攻卒業)です。戸口さんは、東京の不動産会社に就職し、楽器演奏可能な防音賃貸マンション「ミュージション」の営業を経て、現在は宣伝部課長を務めておられます。在学中の思い出や学びが、現在のキャリア形成にどうつながったか、悩みや葛藤を抱えながら、どのように道を拓いていったか、戸口さんのこれまでの歩みを、熱く話してくださいました。参加した学生たちは、戸口さんのパワフルな生き方に圧倒されながら、多くの刺激を受けた様子でした。
参加した学生の感想・・・
・音楽と仕事を切り離して考えるのではなく、〝音楽×(かける)〇〇″(かけ算の人生)といったように、音楽と何かを結びつけて考えることが大切だとおっしゃっていたことが、心に響いた。(3年 声楽コース)
・音楽を学ぶことで培われた忍耐力やコミュニケーション能力、自己表現力などは、社会に出たときにきっと役に立つ、と改めて感じた。自分が学んで得た知識や経験は決して無駄にはならず、生きる力につながっていく、と信じている。(2年 器楽コース)
・日本の大学生に占める音大生の割合は1%、と聞いて驚いた。音大卒だと、音楽しか知らないと思われる時もあると思うが、専門性を極め、また、音楽以外にも様々なことに興味関心を持ち、幅広い知識を身に着けていきたいと思う。(2年 器楽コース)
戸口さん、貴重なお話をありがとうございました。