音楽学会「望月 優芽子 先生(ピアノ)によるレクチャーコンサート」を開催しました

11月14日、フランスを中心に活躍するピアニスト 望月 優芽子 先生をお招きし、「レクチャーコンサート」を開催しました。

「フランス音楽のエスプリと色彩」と題して、特に19~20世紀のフランス音楽について、お話と演奏を聴かせていただきました。

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IMG_4808最初に、先生から「フランス音楽と聞いてイメージするものはどんなものでしょう?」と客席の学生たちに質問が投げかけられました。ファッション、グルメなど、なんとなくおしゃれな印象だけれど、言葉で表現するのは難しい様子です。

 

 

フランス音楽を理解する上で大切なことは、その国の成り立ち、歴史的な背景、文化や芸術がどのような環境で育まれてきたのかを知ることです。

先生は、プーランクやドビュッシーなどのピアノ作品の演奏を交えながら、音楽、美術、文学など、様々な要素が織り交ざりながらフランスの芸術が成熟していった背景を解説してくださいました。また、20世紀初頭に活躍した「フランス6人組」と呼ばれる作曲家たちや、東洋への憧れ、日本の浮世絵の影響など、資料を提示しながら説明してくださいました。 IMG_4819

留学時代、フランス人の先生からどんなレッスンを受けたか、フランス音楽の繊細で色彩感のある音色をどう表現するか、イメージを豊かにふくらませながら演奏に映し出していく楽しさなど、先生の経験や思い出なども語ってくださいました。

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これからもフランス音楽の魅力を伝えていきたいと語る望月先生のすてきな笑顔が印象的でした。

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望月先生、ありがとうございました! (及川 浩治 先生とのツーショット)