9月7日(木)~8日(金)の2日間、校外実習で東京に行きました。
東京には数多くの音楽関係の会社、教育機関があります。
最初に「音楽之友社」を訪問しました。音楽関係の書籍、楽譜等の出版事業のほかに社内にあるホール運営事業も行っています。
ホールを見学させていただいたあと、担当の方から会社の経営理念や経営方針を伺い、どのように出版物と結びついていくのか、実際に書籍や楽譜などを見ながら説明していただきました。
ヤマハ 銀座店は、ヤマハの旗艦店でもあり、国内最大級の総合楽器店です。 地下1Fから5Fが店舗フロアとなっており、品揃えも豊富で、日本全国から多くのお客様が買い物にこられるそうです。営業の方からお話を伺いました。
夜は赤坂のサントリーホールで現代音楽作品のコンサートを鑑賞しました。
コンサートは招待作曲家、G.F.ハースの委嘱作品を中心に、ツェルハ(ハースの師)、ボールチ(ハースの弟子)の作品が並び、現在を支点として過去から未来という時間のつながりを強く意識したプログラムが構成されました。
学生の多くは普段現代音楽作品を聴く機会が少なく、特殊奏法や大規模な楽器編成の作品を聴き、刺激を受けたようでした。
翌日は国立音楽大学附属楽器学資料館で、古今東西の楽器を見学し、学芸員の方から説明をうけました。その後、附属図書館も見学し、図書館の利用法や必要性、またバッハの自筆ファクシミリや原典版など貴重な蔵書を閲覧させていただきました。
2日間の短いスケジュールでしたが、音楽関係企業の現場を知り、現代音楽の潮流などを感じ、様々な角度から豊富な情報を得られ、充実した内容の実習となりました。