6月14日(火)、2016年度第1回目の「音楽科特別教育計画」が開催されました。
今回は、世界的に有名なピアニストのダン・タイ ソン先生をお招きし、公開レッスンを行いました。
先生は「第6回仙台国際音楽コンクール」の審査員をつとめておられます。今回は審査の合間を縫って、宮城学院を訪問してくださいました。
音楽科学生2名が、先生のレッスンを受講しました。
受講曲はショパンの「スケルツォ 第2番 作品31」とブラームスの「ピアノソナタ 第1番 作品1」。
先生は終始笑顔を絶やさず、時折冗談を交えながらも、ひとつひとつの音に神経を集中させて、豊かな表現力を求めていきます。
先生の奏でるピアノの音色は、優しさと温かみに溢れていました。強靭なテクニックに裏打ちされたダイナミックで豊かな響きに圧倒されました。
アジア人ピアニストとして初めてショパン国際コンクールで優勝し、数々の苦労を乗り越えて、素晴らしいキャリアを築いてこられたダン・タイ ソン先生。世界を舞台に活躍する先生の、包容力溢れる温かいお人柄と、妥協を許さず、ひとつひとつの音にこだわり、よりよい音楽を追求しようとする厳しい姿勢に触れ、学生たちも多くのことを学ぶことができました。
ダン・タイ ソン先生、ありがとうございました。