生活文化デザイン学科都市デザインゼミ(佐藤ゼミ)では、仙台との都市比較のため研修旅行を3年生で行っています。学生が議論をして行き先を決め、一昨年は山形市と横浜市、昨年は盛岡市、今年は新潟市を視察しました。1880年代は日本で一番人口が多い県だったことなど文献調査を行い現地に飛びました。
新潟駅前から伸びる東大通では車道上にパークレットが設置されていました。歩道が拡張され滞在スペースとなっています。
新潟市はこの東大通を軸に都市再生を図っており、少し歩いた先の新潟日報メディアシップの20階展望フロアからは市内と日本海、そして世界文化遺産に登録された佐渡島を一望することができました。
信濃川河川敷のやすらぎ堤は2019年のかわまちづくり大賞を受賞しています。河川堤防上に飲食店やタープテントを配置し水辺でゆったりと過ごせる空間を創出しています。(閖上のかわまちテラスよりも水面が近いです)
萬代橋を渡り、古町の方へ進むと国道の起点と終点が8つ集中した全国でも珍しい交差点があります。地元の方々も盛り上げようとされています。
古町通りを北上すると歴史的な建物が数多く残っています。登録文化財の魚や片桐寅吉でランチをとりながら建物内や庭園も拝見しました。
新潟市文化財の旧小澤家住宅の庭園は松島の借景を模してデザインされており、ゼミ生も何かの縁を感じていました。
新潟市歴史博物館(みなとぴあ)や朱鷺メッセなども見学し、古い街並みを活かしつつ新しいランドマークを作っていることや仙台との相違点などを実感できた研修旅行となりました。