今週の調理学実習Ⅱでは、伝統の100年フード部門~江戸時代から続く郷土の料理~に認定されているはらこ飯をはじめ、ずんだの白玉、吸い口に菊を入れ季節感を出したキノコ汁を実習しました。
郷土料理は、各地域の産物を活用し、気候風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。そして歴史や文化、地域によっては独自の信仰や風習、行事あるいは食生活とともに受けつがれています。
地域共通の味として親しみながら旬を味わうことができ、風土、歴史を知り、次世代に伝承していくためにも学ぶ意味があります。
はらこの準備
上手に味がしみるかな。
あとは炊くだけ。
ずんだと白玉、キノコ汁の準備も万端です!
宮城県広域で「しそ巻き味噌」、祝いの席や人寄せには餅(「ふすべ餅」「エビ餅」など多種)、「けの汁」、正月は地域によって「仙台雑煮」「ほや雑煮」「おつゆ餅」、お盆のころ「おくずかけ」「ずんだばっと(つんみれ、にぇっけ)」「海鞘酢」、御年とりには「ナメタガレイの煮つけ」「さとう餅」など、当たり前に食しているものも郷土食であったりします。
最近では「仙台セリ鍋」「あぶら麩丼」「石巻焼きそば」などが有名になりました。
食材は仙台白菜、仙台長なす、岩沼市の仙台せり、仙台雪菜、石巻市鮎川港クジラ肉、イナゴ、サワールージュ(林檎)など特有ですね。
手際よく調理でき、おいしい笑顔がみられました。
なかには苦手を克服できた学生もありました。