生活文化デザイン学科の都市デザインゼミでは定禅寺通りのまちづくりに取り組んでいます。若者や家族連れに定禅寺通りを楽しんでもらうために、100個の風鈴の舌に青を基調としたグラデーションをつけてケヤキを囲み、涼を感じるフォトスポットを作りました。
奈良時代に中国から伝わったとされる風鈴は、その音が疫病や厄を除けると信じられていました。ゼミ生はコロナ収束の願いもこめて作りました。
設置に関しては定禅寺通活性化検討会のエリアブランディングプロジェクトの一環でツリーサークルを活用した広告媒体の社会実験として実現しました。風鈴を吊るしている棚の部分は、おかえりモネでも話題になった「組手什」でできており東北大学工学研究科の前田研究室から提供いただきました。設計・製作協力としてYWA、ギャラリーターンアラウンド、つくも製作所にお手伝い頂きました。
8月20日からの社会実験に向けて、定禅寺通りに楽しいアクションができるスポットを作り、子どもや若者に街を回遊してもらえるよう、水おみくじや定禅寺リビングストリートのインフォメーション、リラックスコーナー、歩道のチョークペイントを実施して街の変化を調査しようとゼミ生は準備してきましたが、新型コロナの急拡大によりすべて中止。唯一実施できたのがこの「けやき風鈴棚」です。(9月4日、5日も教員のみで設営します[雨天中止])