フィンランドを代表する建築設計事務所JKMMの建築家Freja Stahlberg-Aalto 氏、インテリア建築家Päivi Meuronen氏 とNoora Liesimaa 氏による講演会が東北工業大学との共催で5月19日(日)に開催されました。青葉まつりの日曜日にも関わらず、100名を超えた方々にご来場いただきました。
Rethink Art and Culture (文化と芸術を再考する)というのはJKMMがプロジェクトに取り組むときのキーコンセプトで、今回の講演会はこのテーマにしたそうです。講演会ではRethink Community, Rethink Aalto, Rethink Urban space, Rethink art space, Rethink modernismの5部構成で最新プロジェクトである図書館、大学ラーニングコモンズ、美術館をご紹介いただき、作品そのものや丁寧に取り組むプロセスから多くのことを学びました。もっとも印象的だったのは3人の趣味と日常生活を垣間見ることができるセリング、スケーティングとライディングのスライドから構成されるRethink lifeを題したラストシーンでした。一時たりとも自然から離れていない日常こそがフィンランドの建築とデザインの真髄ではないかと思います。
今後も、北欧、フィンランドに関する企画をお届けしたいと思います。