スポーツ栄養学習自主活動「spⓡt a you」 について

私たち「spⓡt a you」は、2013年8月に食品栄養学科の学生によって発足した、スポーツ栄養を学ぶ自主活動グループです。

現在、スポーツ界における若年層の活躍には目覚しいものがあり、6年後の東京オリンピックを控えた日本では「オリンピックに出場したい」という目標を持つジュニア選手が増えています。また、スポーツにおける食事の役割はますます重視されてきており、ジュニア時代からの食生活が将来の競技力に影響を与えると考えられています。このように、スポーツにおける栄養の重要性が認識されつつある現在、私たちは「栄養サポートとは何か」「サポートのために必要な知識や技術は何か」などを学生間で自主的に学び、意識を高め合っています。

私たちの定例の活動は、宮城学院中学校・高等学校の運動に対する栄養サポートや、毎月の自主学習発表会(勉強会)です。その他にも、特別講師として外部の先生を招いての勉強会などを行っています。

7月20日(日)には、株式会社明治の管理栄養士として、東北楽天ゴールデンイーグルスやベガルタ仙台をサポートしている斎藤圭子さんをお招きし、勉強会を行いました。斎藤さんは、本学の卒業生でもあることから、スポーツ栄養の話だけにとどまらず、学生時代の生活や就職活動の体験など、様々なお話を聞く事ができまし た。

「株式会社明治の管理栄養士さんに学ぶスポーツ栄養の実際」

斎藤さんには、スポーツ栄養の現場についてお話しいただきました。まず、オリンピック選手からジュニア選手まで幅広いサポートを行っていること、スポーツ栄養の現場では、栄養・運動に関する知識だけでなく、選手・指導者とのコミュニケーション能力やスポーツを多角的視野で観察する能力なども求められていることを学び、スポーツ選手をサポートする難しさ、今の自分たちの知識不足を感じました。しかし、昨年日本一になった楽天のキャンプや試合直前の食事などもスライドで紹介して頂き、実際に選手が結果を出したときの喜びを直接聞く事ができ、とても刺激になりました。

昼食会では斎藤さんを囲み、1年生と4年生が作った「貧血予防ドライカレー」を食べました。そして、それぞれが行っている活動に関する悩みなどにもアドバイスをいただき、とても充実した時間を過ごすことができました。

東京オリンピックを2020年に控え、ますます注目を浴びるスポーツ界。私たちの活動が少しでもスポーツ界に貢献できるよう、これからも活動していきたいで す。

次回の定例勉強会は、9月10日(水)9時から家政館一階のD104で行います。テーマは「疲労回復」についてです。勉強会に参加してみたい方やスポーツ栄養に興味のある方がいましたら、お問い合わせの上、ぜひお越しください!