南光台小学校ボランティア活動報告書
食品栄養学科2年 冨田梨紗
以前よりLACでこの南光台小学校のボランティアの張り紙をみて、興味を持っていました。しかし平日は授業があるため活動に参加することが難しく、今回夏季休業を利用して参加しました。
1年生の教室に入りましたが、初日に訪れた時はたくさんの子ども達が私のことを誰だろう?といった感じで見ていて緊張しました。しかし朝の会で自己紹介を終えたら,2人の女の子が私の似顔絵を描いてくれました。とても可愛らしく嬉しかったです。緊張も次第に消えていました。
国語の授業では漢数字とカタカナを練習しました。漢数字ではその字を使った例文を作ることが難しかったようでアドバイスをして回りました。カタカナでは「ツ」や「シ」の練習でした。この字は間違いが多く,書き順は正しく覚えてほしいと思い,特に注意を払って分からない子には教えました。
生活科の授業では近くの公園に秋を探しに行きました。落ち葉拾いや,バッタやとんぼ採りをしました。一緒に過ごしていた男の子は,初めはバッタを掴むことを怖がっていましたが,だんだんと慣れていきました。そしてバッタを捕まえると私に嬉しそうに見せてくれました。虫採りが苦手な子は少し元気がなかったけれど,「一緒に探してみよう!」と言ったら頑張っていました。子ども達のたくさんの笑顔を見ることができました。
給食の時間では私も一緒にお弁当を食べました。その日はたまたま給食センターの栄養士さんがいらして,給食を作っている写真や,作る時に使用する大きな木べらを持ってきて調理の仕方などの説明をしていました。子ども達はとても関心を持って聞いていました。また,近くに座っていた男の子はトマトが苦手な様子でした。この日の給食にはミニトマトが2つ出ていました。「頑張って1つ食べてみようか」と言うと,口をすぼめながら食べてくれました。嬉しかったです。「食べられたよ!!」と誇らしげに言った顔は今でも心に残っています。
帰りの会でさようならをした後に,私の所に来て「梨紗先生さようなら!」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。私は学校で子どもと直接関わって仕事をしたいなと思っていましたが,まだ迷いがありました。しかしこのボランティアに参加したことで,子ども達と関わって仕事をしたいという思いが強くなりました。長期休みにはまた是非南光台小学校に行きたいと思っています。