代表 学芸学部 日本文学科 3年 佐藤 楓月
小さな図書館プロジェクトは、海外を中心に行われている「Little Free Library」という私設図書館の草の根の運動からインスピレーションを受けて発足したプロジェクトです。《すべての人にとって本がいつでも身近であるように》という理念のもと、自由に本の取引をすることのできる場所、そこに来た人たちが互いに交流できる場所を目指して活動をしています。
今年度は、例年の活動に引き続き学内ロビーに設置している本棚とBranch仙台の交流スペースに設置してある本棚の運営を活動の中心として行いました。定期的に本棚の装飾を変え、本棚と寄付された本の整理をしました。交流スペースの本棚では、夏休みに合わせてメンバーのおすすめの本を飾ったり、泉館山高校の図書委員さんと協力して『推し本』の紹介POPを作成したりするなど、本を手に取ってもらえるような工夫をして活動をしました。
また、今年度は、読み聞かせや「推し本」交流会、学祭への出店など、例年の活動のほかに新しい活動にチャレンジをしました。読み聞かせと「推し本」交流会では、泉館山高校の図書委員会と協力し、小学生以下の子供と中高生をそれぞれ対象にしたイベントを行いました。学祭では学生以上の人を対象に「Bookマーケット」という形で本の取引を企画しました。どちらのイベントでも、多くの方に参加をいただき様々な方に活動を知ってもらうことができました。実際にイベント後に本の寄付をいただくことが増え、本棚を利用してくださる方も増えました。
来年度も引き続き活動の幅を広げつつ、様々な方と本を通じて交流できるように活動をしていきたいと考えています。
最後に、今年度の活動をサポートしてくださった社会連携課、まちづくりスポット仙台の皆様ありがとうございました。