2024年度 自主活動報告「Food and Smile! 」

 代表 生活科学部 食品栄養学科 3年 赤間響

私たちFood and Smile!(通称 FAS:ファス)は「食を通じて人々を笑顔に!」をモットーに、災害食レシピの開発を行いながら地域の防災意識を高め、災害時の食事面の不安軽減や食への関心を高めることを目指し活動しています。

今年度行った活動は、
・「みやぎ発防災レシピカレンダー2025」の作成
・NHKラジオの出演
・多賀城市、仙台市六郷地区での料理教室
・多賀城市防災イベントでの情報提供
・みんなのマルシェでの料理教室
・学内外での活動発表・懇談会
などなど、料理教室だけにとどまらず多岐に渡りました。

「みやぎ発防災レシピカレンダー2025」は、昨年に引き続き第3弾の作成となりました。くらしの学びサポートオフィスHumanBeingさんや一般社団法人コミュニティ・4・チルドレンさん、東六郷・東部かあちゃん’ ずさんにご協力いただきながら、今年も13品を載せたレシピカレンダーが完成しました。今年はFASの開発したレシピだけではなく、東六郷・東部かあちゃん’ ずさん、FAS OGの管理栄養士、防災料理教室に参加してくださった親子のみなさんが開発したレシピも掲載しており、より彩り豊かなレシピカレンダーとなりました。ワイワイと試作会を開きながらレシピを開発し、今年も楽しく制作を終えることができました。

※「みやぎ発防災レシピカレンダー2025」は1冊1500円(税込)で販売しています。
購入方法・詳細については、くらしの学びサポートオフィスHumanBeing ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

今年は新たに、NHK仙台ラジオ第一「Nandary」に定例出演させていただきました。4月の学内の生放送から出演が始まりましたが、レシピや作り方を見えないところで音声だけで伝えていくことは初めてで貴重な経験となりました。生放送なので緊張しながらの出演でしたが、スタジオの温かい空気に包まれながら楽しくレシピの紹介をさせていただきました。

 

また、今年も沢山の場所で、様々な年代の皆さんに料理教室をさせていただきました。多賀城市では昨年に引き続き、防災キャンプの中で小学生のみなさんと一緒に夕食作りをしました。フライパンで簡単に作れるアルファ米のカレーピラフと、魚肉ソーセージとかぶのサラダを振舞いました。

六郷地区では、高齢者へ配食ボランティアの活動をしていらっしゃるひまわり会のみなさんと、アルファ米でもちもちだまこ汁と、鯖缶で作るハンバーグ・サバーグを一緒に作りました。間近で美味しいの声が聞けるだけでなく、震災当時の経験や、レシピの良かった点や、こんなレシピがあるといいなどの意見も沢山いただき、私たちにとっても学びの多い機会にできました。多賀城市では小学生親子に向けた別の防災イベントでも、私たちの開発したレシピを展示・配布していただき、震災を経験していない世代にも災害時の食事について関心を持ってもらえたのではないかと思います。

その他にも、私たちの活動や活動で得た学びを、学内・学外でそれぞれ発表させていただきました。地域の公民館や小中学校、高校で防災活動に携わっているみなさんの声を聞くことができたほか、様々な年代・職業の方と交流できました。食事だけに限らず、様々な防災の知識も深めることができました。

来年度も地域のみなさんにお会いしながら、多様なレシピの開発や、料理教室を通したレシピの普及に努めてまいりたいと思います。モットーにあるようにも、まずは私たちが笑顔で楽しく活動していきたいです。FASのインスタグラム(mgu_fas)では日々の活動を更新していますのでぜひご覧ください!