石巻市立大原小学校ボランティア「学芸会」活動報告

教育学科 児童教育専攻1年 小山千花・甲斐 春香
食品栄養学科4年 鈴木伶奈

震災後から継続的に支援を続けている石巻市立大原小学校にて、10月14日(土)に学芸会が行われました。

今年度ボランティアとして訪問するのは9回目となり、今回は私たち本学の学生4名と東北学院大学の学生2名がボランティアとして参加し、児童のサポートや、来場者への案内、後片付けのお手伝い、会場の盛り上げ役などを行いました。

低学年は「シンモモタロウ」を明るい姿で演じ、私たちにも元気を与えてくれました。

中学年は「ヒュードロンおばけ学校」を落ち着いて演じていました。人数が少ないため、5年生が助っ人として入り、協力していました。

高学年は「かさじぞう」で会場や他学年の児童を魅了し、また低学年の手本となるような演技やお世話など、まとめ役をしっかりと行っていました。

人数が少ないため、何度も役を入れ替えセリフも多い中、全ての児童が役になりきり、また放送や照明の係も協力して頑張っている姿から、学芸会を成功させたいという強い気持ちが感じられました。

今回は保護者やきょうだいが参観している中での活動だったので、普段の学校での関わりでは見られない姿を発見することもでき、とてもよかったです。

全校児童数が16名と少ない分、子どもたち一人ひとりと関わることができるのがこの活動の魅力です。
久しぶりに参加すると、子どもたちの成長が早いことを実感させられ、とても驚きます。

右の写真は日常支援の1コマですが、児童としっかりした距離感を保ちつつ、児童の様子を見守り、フォロー役に徹する活動は、まだまだ甘えてくる児童に対してどのように接するのがよいかなどの点において毎回考えさせられるところです。

また、良かったことを児童に直接伝えることが本人の充実感や達成感につながることから、声がけを積極的に行うことの大切さなど、私たちにとっても毎回の活動が学びとなっています。

以前参加したメンバーの報告を共有しながら、気がそれている児童には「今は何の時間?」と問いかけるなど、これからも児童の自主性を尊重した支援を行っていきたいと思います。