自主活動プロジェクト「にこにこキッズプロジェクト」活動報告

   国際文化学科3年 加藤明日香

生活文化デザイン学科3年 箱石夏生

にこにこキッズプロジェクトは2013年9月に発足し、「岩沼南児童館支援」、「冒険あそび場」、「コヨット」の3つを軸に活動を行っています。 

*活動報告(岩沼南児童館)  

岩沼南児童館では、平日の午後に児童館を訪問し、来館する小学生達と一緒に遊んだり、遊びを企画・実行したりしています。前期は、今年新しく入ったメンバーが積極的に活動に参加しました。児童館という教育の場でもあるため、子どもがしてはいけないことやいじめ、喧嘩は注意しなければならないので、子ども達との接し方だけでなく、叱り方についても学びました。今後も積極的に活動に参加し、まずは子ども達との信頼関係を築き、良い遊び相手になれるよう活動していきたいと思います。

また、今回は遊びの企画にも力を入れました。岩沼南児童館での活動は主に平日の活動なので、授業があるとなかなか活動できないことが課題となっています。前期の授業があるうちは全体での活動として、夏休みのイベント(遊び)を2グループに分かれ企画・準備を行いました。東北学院大学の学生2名も一緒にどんな遊びをどのくらいの時間で行うのか、何が必要なのか、一人一人意見を出し合いながら2ヶ月程で準備しました。子どもの数の変動や声のかけ方、盛り上げ方などの課題が出てきましたが、子ども達はとても喜んでいて、学生達も大きな達成感を得ました。

後期は、代替わりを徐々にしていきながら、平日の訪問も引き続き行い、冬と春の企画に向けて活動する予定です。そのためには、遊びのレパートリーを増やし、反省を参考にした企画の計画を行っていこうと思います。

中間① 中間②

*活動報告(冒険あそび場)

岩沼冒険あそび場では、仮設住宅のすぐ隣にある里の杜中央公園で、子ども達と触れ合い、遊びのサポートをしています。冒険あそび場には実に様々な道具があり、子ども達の発想次第でいろんな遊びが生まれ、私たちにとっても発見や感動があり、楽しく活動をすることができています。遊びの一例をあげると、ボールを使った遊びや火おこし、さらには木に絵を描いたり、ノコギリを使って工作をしたりしています。特別なルールはつくらず、子どものチャレンジ精神を大切にして、学生はそのサポートをするよう心がけています。このように子どもが思いのままに遊べる冒険あそび場であるからこそ、私たちは子どもを事故から守るため、危険を察知し時にしっかり注意をする事が必要です。これからの活動では、子ども達にのびのびと遊ばせるために、学生側がやらなければならないことを意識して行い、スタッフさんと協力し合いながら学んで行きたいと思います。

また、冒険あそび場のスタッフの方だけでなく、公園にきている近所のおじいちゃんやおばあちゃん、子どもの様子を見にくる親御さんともコミュニケーションをとることができ、幅広い世代の人とつながることができています。さらに活動回数を重ねることで、より地域に根付いたあそび場になっていくと思うので、後期はもう少し活動回数を増やしていきたいと思います。

*活動報告(コヨット)

昨年度に引き続き、コヨットでは、原発事故の影響で満足に外遊びが出来ない子どもとその親御さんを蔵王の遠刈田温泉に招き、一緒に遊ぶという活動を行っています。自分達で考えて企画を行うので自分のスキルアップになる活動です。

前期の活動は一度のみとなりましたが、その時は幼児と小学校高学年という幅広い年齢のなかで、学生が考えた企画として宝探しゲームを行いました。ペットボトルに動物と文字が書いてあるものを公園のあちこちに置いて、探して見つけたものを指定のカードに書いてもらうようにしました。文字の方は組み合わせるとある単語になるように設定し、幼児や高学年まで楽しめるように工夫しました。

現地に行かないと子どもの様子がわからないため準備するのが大変ですが、今後の課題としては、幼児から高学年という幅広い年齢のなかで行うことも配慮して、ある程度幼児や高学年でも楽しめる企画内容を考えていく必要があります。今回は、保護者の方が積極的に参加してくださったので、保護者も一緒に楽しめる内容になって良かったのではないかと思います。保護者の方が見ていて安心でき、一緒に楽しめるといった企画も今後考えていけると良いと思います。

中間③ 中間④