MTTミヤガク東北トラベル2024初夏の現地調査を行いました

今年のMTTミヤガク東北トラベルは、昨年に引き続き、宮城県、特に県北・登米市を中心とした地域をテーマエリアとし、昔話や伝説・伝承の地を訪ねる旅を企画しています。

さて、今回の現地調査は、6月最初の週末・土日、二日がかりで行いました。といっても、近場なので毎日「行って来い」の日帰り2回(笑)

6月1日、土曜日は授業がある「社員」もいるので、昼頃大学を出発です。

今回はちょっとお天気が心配でしたが、まずは予定通り東北自動車道を北上して米山町の松寿院を目指します。松寿院というお寺には江戸時代のお相撲さんで、三代目の横綱として知られる丸山権太左衛門のお墓があるのです。ちなみに、勾当台公園にある谷風さんは史上四人目の横綱です。

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松寿院さんに丸山堂(権太左衛門さんのお墓と顕彰碑)を訪ねた後は、東和町の華足寺に向かいます。
華足寺は馬頭観音をご本尊とするお寺で、奥州七観音の一つ(鱒淵観音)。南方町の興福寺などと同じように、坂上田村麻呂創建と伝えられています。ということは、鳴子の鬼首や一関の鬼死骸とも関係があるということですか!? いや、実際に現地を訪ねてみると、華足寺周辺には「首洗いの井戸」や「胴の沢」など、それらしい地名もあるようですが、それはさておき、ご本尊の馬頭観音は動物(畜生)を救って下さる仏様なので、境内には「畜産繁盛」の絵馬がたくさん奉納されていました。登米は仙台牛の産地として有名なので、これも納得です。

山の上の華足寺さんは、木々も池も雨に濡れてしっとり静か。県の有形文化財に指定されている山門は建立から200年以上経っても堂々と落ち着いたたたずまいを見せています。近くを流れる鱒淵川は源氏ボタルの生息地だそうですよ。また改めて行ってみたいですね。

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ということで、土曜日はここまで!