今年度をもって定年退職される日本文学科の伊狩弘先生。2月9日(土)、先生の最終講義が開催されました。
「小林多喜二『党生活者』から中野重治『甲乙丙丁』へ―プロ文見直し、蔵原惟人を基点に―」と題し、中野重治・小林多喜二の年譜と日本共産党の歴史を対照年表で確認しながら、プロレタリア文学についてお話しされました。
伊狩先生がホワイトボードいっぱいに板書される様子に、学生時代を思い出した卒業生も多かったでしょう。最終講義には在学生だけでなく卒業生の皆さんにもお越しいただきました。講義終了後、ご挨拶をと集まった卒業生の懐かしい顔ぶれに、伊狩先生は嬉しそうに満面の笑みを浮かべていらっしゃいました。
伊狩先生、長い間、本当にありがとうございました。先生は来年度より特任教授としてもうしばらく教えてくださる予定です。近代文学を愛する皆さん、ご安心くださいね。