4月1日発行の『図書』(岩波書店)に、日本文学科非常勤講師であり文芸評論家の池上冬樹先生の記事が掲載されました。
池上先生は記事の中で、日本文学科で担当してくださっている「創作表現研究」という創作論を学ぶための講義と、卒業論文としてオリジナル小説を執筆する「卒業研究演習」の講義を紹介してくださっています。
先生による実践的な講義の紹介は大変面白く、日本文学科の学生たちに備わった「読む力」と「感動する力」を先生は評価してくださっています。一部抜粋しますと、「~を読ませると静かに涙を流している学生がいて、「そうだよ、泣いてしまうよね」と思った(略) 力強くエモーショナルな響きに胸をうたれ、目頭を熱くする。それも映像ではなく、文章(それも短歌!)によってというのが、とても大きな読書体験になる。」(『図書 2015.4』 8ページ)
日本文学科の講義の紹介だけでなく、池上先生の「小説家(ライター)になろう講座」(山形で毎月1回開催)と「せんだい文学塾」(仙台で毎月1回開催)といった小説家講座に関する部分も面白く、その講座からはなんと6名のプロ作家がデビューしています。
池上先生の記事が掲載された岩波書店の『図書 4月号』、ぜひお求めください。