関西研修旅行報告

関西研修旅行は、現地集合現地解散だったので、私は友達と青春18きっぷで在来線だけを利用し、一日かけて向かいました。3月3日の夜に大阪に到着し、時間に余裕があったため4日は道頓堀で本場のたこ焼きを食べ、大阪の雰囲気を味わってから集合場所へ行き、八木先生と合流しました。国立民族学博物館では、世界中の様々な民族の暮らしについて本物の道具などと一緒にわかりやすく展示されていました。八木先生の解説を聞きながら、3時間程度見て回りましたが、特に私は、オセアニアの島の人が航海する際にどのように自分の船の位置を把握しているのかということを動画で見たとき、海の民らしい知恵だと感じました。面白い展示が多く、楽しんで回ることができました。文化人類学や南アジアの授業で学んだことを日本で体験でき、異文化理解を深めることができたと思います。博物館からの帰りには太陽の塔も見ることができてうれしかったです。夜ご飯は鶴橋のコリアンタウンを少しだけ見た後においしい焼肉を食べました。

5日は、人と未来防災センターへ行きました。最初に見た地震の映像はとてもリアルで見るのがつらいものでした。しかし、防災センターでは阪神淡路大震災の悲惨さだけでなく、どのように復旧・復興を遂げたかという流れも学べました。東日本大震災を経験したときと同じように、ここでも人のつながりの大切さを感じました。防災センターのあとは南京街で遅めの昼食をとりました。南京街はおいしい行列のできる豚まんのお店やかわいいお土産屋さんなどがあり、買い物や食べ歩きを楽しみました。夕方、旧居留地の高級感のある街並みを観光したあとに、先生が学生時代に通っていた台湾料理のお店で夜ご飯を食べました。台湾料理のお店はとても怪しい感じがしましたが、お料理はとてもおいしくて驚きました。夜は新神戸駅の近くのホテルで神戸の夜景を見ました。とてもきれいだなという感動とともに研修旅行も終わりだなというさみしい思いもこみあげてきました。また、人間文化学会でこのような企画ができればうれしいです。

人間文化学科1年 熊谷香桜里