就活ワークショップを行いました

今回のワークショップでは「自分を知る」ということを主なテーマとして、自己紹介や1対1の対話を通して実際に体験しました。
まず始めに、自己紹介をしてみました。「学年」「名前」「学科」「出身」等、自己紹介の1種のテンプレートといえる自己紹介がほとんどでした。しかし、このような表面的な自己紹介では、自分の人柄までは伝えきれないと一条さんは仰いました。面接時には企業に「自分」という人間を知ってもらうことが重要だからです。

では、人柄を伝えるにはどうしたらいいか?そこで、次に実践したのが「自分をモノに例える」という自己紹介でした。初めに行った自己紹介で、みな違う人間でありながら、どうにも同一的だった自己紹介がガラリと変わりました。
性格が明るく、前向きだから、「ひまわり」。成長途中だから、「新芽」。真面目さが、忠実さに通じると思ったから、「犬」。興味によって水が染みこむように深く突き詰めてみたり・・・と感心の度合いで形が変わるから、「水」。それぞれの個性、人柄がはっきりと見えてくる自己紹介の仕方に変化したのです。性格に焦点を当てることによって、聞き手の印象にも残りやすくもなるそうです。

次に、対人コミュニケーションをペアで実施しました。一条さんが指示する一言から始め、そこから互いに話を進めていくというものです。企業では、「コミュニケーション能力が必要不可欠である」と声高に叫ばれていますが、初対面で会話を続けるのは中々難しいものです。残念ながら、このような状況が起こりうるのが面接です。しかも人事の方は、必ずしも大学で専門としてきたものについて聞くとは限らなく、逆に専門外のこと、予想外のことをたずねてくることがあるそうです。今回のペアワークでも、「社会問題」をテーマにしたときなど、ふだん関心が薄いことを聞かれたせいか、会話がスムーズにいかなくなってしまいました。

しかし、人事の方がそうした質問をするのにはきちんと理由があって、専門外のものにどのくらい関心を持っているか、どのくらい視野が広いか見極めるためにあえてそういう質問をしてくるようです。ですから、いきなりそういう質問が来たときは「相手は自分の何を聞きたいのか?」をちょっと考えてみることが大事だと一条さんはおっしゃっていました。

そして、これらのワークで共通して大事なことは、「相手の顔(主に額)を見て話す」「複数相手の時は見回す」「笑顔で話す」ということでした。顔を見て話すことが大事なのは、きちんとあなた(相手)を意識していますよと伝えるため。笑顔が大事なのは、1番好印象な表情だからだそうです。笑いかけられて嫌な人はいませんよね。面接のときに、普段の会話時に気に留めてみてはいかがでしょうか?

今回の講演会は少人数だったためか、和やかなムードでした。一条さん、先生、そして参加してくださった方々ありがとうございました。次回もこのムードを保ちつつ、もっとたくさんの方に参加していただけるよう頑張りたいと思います。

就活に限らず得るものは多いので、「人が多すぎるのはイヤ!でもディスカッションを体験してみたい。」「ちょっと会話が苦手・・・」という方など、「自分を変えるきっかけ」として参加してもらえればと思います。講師の方と生徒の距離が近いこと、大規模すぎないことも魅力の1つですので気軽に来てください。 

 

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