ミャンマー人学生との交流会を行いました

2月19日に、我が国の外務省が推進するJENESYS2.0の一環としてミャンマー連邦共和国の学生一行68人が本学を訪問し、昼食の後に、3時間におよぶ交流プログラムを楽しみました。参加したミャンマー人学生は、ミャンマー国立芸術大学21名、マンダレー外語大学35名、およびヤンゴン外語大学などに在籍しています。

東京でのオリエンテーションの後、宮城学院女子大学で日本の大学について学び、学生と交流をして、当日のうちに喜多方市に移って日本の伝統文化と歴史について学ぶことになっていました。

本学では、食品栄養学科の平本ゼミ生一同が大学食堂の協力を得て、日本食に慣れていなく旅疲れしているミャンマーの学生に、喜んでいただける特別メニューの日本食を提供しました。鰤(ぶり)大根、ほうれん草の胡麻和え、ちらし寿司、天ぷら、おくずかけ、抹茶プリンなどに舌鼓を打った後、教室に移動し、ミャンマーの学生によるミャンマーの紹介のあとに、宮城学院の教員と学生が大学の紹介と現代の若者文化について多面的な発表を行いました。

海抜が低いミャンマーでも、近年、水害が続いており、震災後、教師を目指す本学の学生が被災地の子どものために行った教育支援プログラムに食い入るように聞き入っていました。しかし、日本女性の民族衣装である着物の紹介をユーモラスに紹介した発表や、プリクラを使って大胆に自分の顔写真をかわいく見せることを、動画を使って紹介した発表など、バライエティに富んだ発表で来客に現代日本の大学での学びの面白さ、日本の若者がもっている社会力の高さ、そして現代若者文化の多様性と魅力を伝えることができました。発表は、英語でのものと、ミャンマー語通訳を通した日本語でのものでした。

しかし、もっとも印象的だったのは、本学音楽科の学生が作曲したオリジナル曲を音楽科学生と一緒に演奏した後に、芸術大学の学生が多く参加しているという特性を生かして、ミャンマー人学生による伝統舞踊の披露と、お正月に踊る民族舞踊を参加者全員で踊ったことでした。