8/5(土) 小学校英語指導に関する公開研究会を開催しました

8月5日 (土) 、本学キャンパスで小学校英語教育に関する公開研究会を開催。敬和学園大学人文学部客員教授で、PENの会(NPO にいがた小学校英語教育研究会)理事の外山節子氏を講師に招き「小学校英語教科化を目前に今私たちにできること〜理論と実戦〜」と題して、第3回Multilingual Workshopsを行いました。

2020年からスタートする小学校での英語教育。外山先生はまず「英語を聞く必然性のある活動」そして「英語を口にする必然性のある活動」を工夫することが必要だと説明。その上で多重知能・学習スタイル・協同学習の原理を、授業づくりの理論的基盤にするとも述べました。さらに外山先生は“Get 21”や“数字deドラマ” といった演劇的手法なども取り入れた「活動づくりの極意」を、会場の参加者も交えて具体的に示しました。

「日本語でやって楽しくない活動は、英語でやっても楽しくない」昭和女子大学付属小学校 小泉先生の言葉を引用し、さらに「日本語でも難しいことを、英語でさせないように」と付け加えた外山先生。その言葉からは、外山先生の英語教育に対する厳格な姿勢が感じられました。

当日、会場に詰めかけた100名を超える参加者たちは、外山先生の話を聞くことで「児童たちが推測し考えながら英語を学ぶことは、内容と工夫次第で実現可能なのだ」と確信したでしょうし、非常に有意義な一日になったに違いありません。