合唱を通して、宮城学院の歴史と伝統を理解する本学独自の授業で、昨年度からMGUスタンダード科目としてスタートした「音楽の世界」。その一環として、履修する1年生全員が参加して、校歌や讃美歌のほか、オリジナル歌曲集から選んだ合唱曲を披露する合同発表会が、7月15日(土)開催されました。
当日は、1年生770名が学科や専攻ごとに分かれ、授業で練習を積んだ成果を発表。曲目によっては学生が指揮や伴奏を担当したり、学科紹介や演奏も工夫したりするなど、各学科が持ち味を発揮しました。”Amazing Grace“ (J. Newton 作詞作曲 / なかにしあかね 編曲)を6組、『秋のあじさい』(星野富弘 作詞 / なかにしあかね 作曲) を3組がそれぞれ歌いましたが、同じ曲でも歌い手の違いによって“爽やかさ”や“繊細さ”など、驚くほど異なっていました。
また、この授業を履修しない音楽科の学生たちは、当日ボランティアスタッフとして参加。歌い手として、サポート役として、まさに1年生が全員で作り上げた発表会になりました。会場には、そんな彼女たちの姿を見ようと、たくさんの方々が訪れました。
合同合唱「The Lord Bless You and Keep You」(←クリックすると動画をご覧になれます)
「音楽の世界」履修生全員による合同合唱。指揮は船橋洋介先生、伴奏は原田満梨奈先生。夏の暑さを吹き飛ばすかのような涼やかで美しいハーモニーは、ラストの和音が消えてもなお、感動の余韻が残っていました。
合同合唱「校歌」(←クリックすると動画をご覧になれます)
全員での校歌斉唱。指揮は船橋洋介先生、伴奏は千葉祥子先生。各クラスの個性あふれる美しい演奏をお互いに讃え、宮城学院でのこれからの学びに対する決意の表れのような力強さや透明感に満ちた演奏でした。