研究会(ワークショップ)第二回『多文化世界を生きる力の育成と外国語教育』を開催しました

一般教育部では、本学名誉教授のブレンダ・ハヤシ先生を講師に招き、『多文化世界を生きる力の育成と外国語教育』と題する研究会(ワークショップ)を11月16日土曜日に開催しました。この研究会は今回が2回目の開催です。前回に引き続き、宮城学院で異なる外国語 (英語・フランス語・朝鮮語) を教える教員が集い、異なる価値観を持つもの同士が共生する社会を目指す外国語教育について考えました。異文化理解や異文化摩擦の分析に活用されるDIE (記述description―解釈interpretation―評価evaluation)という技法を用い、事実を客観的に描写し、相手の立場から解釈を試み、そして自分の価値判断を保留する演習を実際に行いました。同じ事実に対し、いかに多様な解釈と評価が生まれるかを語り尽くしました。休憩時間には、自らの外国語習得/使用過程における苦労話に花を咲かせ、共感したり笑い合ったりする場面もありました。次年度もこの活動を継続し、共生社会をたくましく、かつ楽しんで生きる学生を育てる外国語教育のあり方を探っていく予定です。