皆さん,あけましておめでとうございます。
一昨年から,1月にこのコーナーに私の中国語の授業成果報告をしていますが,
今年もまた,継続して頑張り続ける2021年度の受講生の皆さんから,
あらためてメッセージをもらいましたので,ここに紹介したいと思います。
このページを訪れる皆さん方に,宮城学院で最高の中国語の授業を知っていただき,本学の教育や中国語に興味をもって,挑戦する気持ちになってもらえれば,幸いです。
短いものから紹介していきますが,是非とも最後まで読んでもらえると嬉しいです。
人間文化学科・Tさん(2019年度入学生)のメッセージ
「実践中国語Ⅱ」ではリスニング力,ライティング力,スピーキング力全てを養うことが可能です。特に独学では向上させることが難しいスピーキング力は同級生,先輩,先生,留学生との自由な会話を通して鍛えることができます。また様々なテーマで自由に会話をするため,スピーキング力はもちろん会話を通して新たな発見や知識の獲得も期待できます。
中国語学習意欲に燃えている方にとっては非常に有意義な授業だと私は断言します。
英文学科・Aさん(2019年度入学生)のメッセージ
質問や復習をしっかりすれば,決して難しい授業ではないですし,慣れてしまえば他の受け身な授業よりも何倍も楽しいと思います。私自身,中国語は勉強というよりも趣味に近い感覚で学んでいます。最初はこの授業についていける自信がなく,履修するかすごく迷いましたが,本当にとっておいて良かったと思っています。必修科目でもないですし,迷っているなら是非受講してみてほしいです。
また,この授業は途中離脱する人が多いのですが,是非一年間学び続けてみてほしいです。何事も,楽しむためには基礎が必要であり,この授業の1年目はまさにその基礎を築く期間だと思います。なので,人によって辛いと思うかもしれませんが,1年目で頑張れた人ほど,2年目は楽しいと感じられるかもしれません。勿論,1年目から楽しめる人もいると思いますが,2年目が合う人も多いと思います。なので,まずは1年間挑戦してみてはいかがでしょうか。
日本文学科・Kさん(2018年度入学生)のメッセージ
私は大学入学後中国語を勉強し始めました。最初は成績のためにひたすら単語を覚えることばかり力を注いでいました。その後留学生と交流したりしながら,成績からコミュニケーションや将来の自分のためと目的が明白になり,意志も強くなりました。その留学生は大学2・3年生で交流し帰国してしまいましたが,大学4年になった今でもLINEを使って中国語でやりとりをしています。私にとって大切な友だちです。始まりは何か特別な意味がなくても,続けることで自分にとっての価値が見つけられます。私はまだまだ中国語のレベルは低いですが,学ぶ過程に価値があったと思います。「話せないと交流できない」と思っていた自分から,「交流するからこそ話せるようになるんだ」と思える自分になれたことが,ここまで語学に力を注げた理由の全てだと思います。もとから完璧な中国語を目指すのではなく,使える中国語を目指すと,やるべきことが明白になると思います。実際私もコミュニケーションのための中国語を身に付けようと声調を身に付けることを今一番がんばっています。
ぜひみなさんも将来の自分のために中国語をがんばってみて下さい。友だちができて文化価値観のちがいを知ると視野が広がりますよ。
日本文学科・Kさん(2018年度入学生)のメッセージ
「中国語コミュニケーション」や「中国語リテラシー」を受講してみて「あれ…?中国語楽しくない?」と興味を持った方がいらっしゃると思います。「え…中国語が話せたら,もっと楽しくなるんじゃない?」「もし中国語を使いこなせたら,かっこよくない?」と夢が膨らんだ方もいらっしゃると思います。私もそう思った1人です。「もっと中国語に触れたい!」そんな思いで,小羽田先生の講義を受講し続けました。小羽田先生の授業は言うなれば“言語界の革命”です。気がつけば,幼い頃から馴染みのある英語よりも中国語の方が話せるようになります。「自分でもこんなに話せるようになれるんだ!?!」と感動すること間違いなしです。なかには「授業が難しそうでついていけるか心配だ」という方もいらっしゃるかもしれませんが,小羽田先生をはじめ,同じ熱量で中国語を学ぶ仲間がいるので,自然と頑張れてしまいます。気さくな学生が集まる素敵な授業だと思います。小羽田先生のサポートも充実していますし,何より親身になって悩みを聞いてサポートしてくださいます。もちろん,自分自身の努力と熱意も大切です。もし学びの途中で挫けそうになったときは,中国語を学びきったあとの自分の姿を想像してみてください。初めて中国語に触れたときのことを思い出してください。きっと立ち直る力になります。小羽田先生の中国語の講義は,心の底からおすすめできる講義です。迷っている方は,まず履修取り消し期間まで粘ってみませんか?挑戦する前から諦めるのはもったいない授業だと思います。1人でも多くの学生が中国語に魅了されすように!
人間文化学科・Mさん(2018年度入学生)のメッセージ
你们好〜!!
宮学で「日本一の中国語授業」を受けている者です。私は大学で初めて中国語を学び,今年で4年目になります。2〜4年まで履修した「実践中国語」クラスからはいよいよ離脱し,寂しい思いをしていますが……卒業前にこの授業の魅力を再び発信したいと思います!
2年生以降履修できる「実践中国語」では,長期戦で勉強すれば,本当に「中国語で人と会話ができる」レベルまで到達します。流暢に喋るまでにはさらに時間を要しますが,私はこの「実践中国語」の授業を3年間受け続けた結果,英語より話せるようになりました。話せる,と自信がもてるのは,相手の質問や話を聞いて,理解して,自分から話すまでの時間が少しずつ短くなってきたからです。「外国語は喋るもんではなく,習って点数を取るもんだ」と無意識に思い続けてきた人生だったので,今の自分を見ると奇跡が起こっているようにしか思えません。中国語が話せることでもちろん資格取得も叶いました。大学在学中の目標としていた中国語検定3級に合格し,リスニング・筆記ともに9割以上得点できたのも大きな成果です。
この短期間で,外国へも行かず中国語力が「身につく」というのは不思議に思いませんか。秘密はすべて小羽田先生の存在にあります。
~小羽田式実践中国語授業の魅力ポイント~
①教科書がない
②2年生の授業では漢字を一切使わない
③授業時間の約1/3は中国語で自由会話をする
④リスニングの内容を聞き取ったあと声に出して復元する(自分なりの要約でもok)
⑤毎週約200〜240字の作文課題に取り組む
このように,中国語の「読む・書く・話す・聞く」をまんべんなく鍛えられる特訓メニューが「実践中国語」には組み込まれています。小羽田先生の,授業に対するプライド・自信たるや,他のどの先生にも負けていません。日本一だと自負されているのも(笑),先生のやり方でこれまでの宮学生が確実に実績を残しているからこそ言えるのだと私は思います。
私が大学へ行く意味は,教員になることを目指しているからなのですが,特技の1つでも身につけたいと思ったことから,サブ的な感覚で4年間中国語の学習にも熱中しました。そのおかげで,教育実習でも「異文化理解」という形で中国語を紹介し,単語や声調などを少し教えることができました。新鮮な言語に多くの生徒が食いつき,地理の授業にまさか中国語を活かせるとは思わず,とても感動したことが忘れられません。中国語を使う仕事に就かないとしても,私はこの4年間を中国語学習にも割いたことによって,芸が身を助けてくれたような場面が何度もありました。教科書に縛られず,「言いたいことを書き,喋る」練習の積み重ねによって中国語の土台ができあがってきたと思います。
「実践中国語」は中国語を使えるようにするための授業ではありますが,小羽田先生は「授業法」にもこだわりをもっています。質が上がり続けるこの授業をこれから受講できる学生が羨ましいです。今後このような先生とは巡り合えないと私は確信しているので,今中国語に興味がある1年生の皆さんには,来年以降「実践中国語」を履修してほしいと思います。2年生以降の皆さんも遅くありません。大事なのは,小羽田先生と出会うことです。小羽田先生の魅力に気づく学生が他にいないか探してしまうほど,私は先生の考え方とこの授業スタイルが気に入っています。ぜひ,中国語を特技にしてください。加油!
2021年度は,2018年度入学生から始まった「副専攻」の制度が4年目を迎え,
ここに書いてもらった2018年度入学生の3人は,皆さん副専攻「中国語」取得見込みです。
それだけに,この授業で得たものの大きさを余すところなく伝えてくれて,私も幸せな気持ちです。
また,2019年度入学生の2人も,卒業時にはおそらく副専攻「中国語」を取得していることでしょう。
もちろん,副専攻という形にこだわらず,ただ中国語ができるようになりたいと思って勉強するのも,アリだと思います。
いずれにせよ,意欲をもって一生懸命続けることで,人生に新たな道が拓けるのだということを,
皆さん,実体験と自信をもって語ってくれていることは,教員冥利に尽きるというものです。
本学に入学し,中国語ができるようになりたいと思った学生のために,「実践中国語」はできる限りの支援をしています。
(小羽田誠治 中国語・東洋史学)