7月27日(土)に仙台市博物館の小田嶋なつみ先生をお招きして学芸員課程主催シンポジウム「『眠り』から目覚めた仙台市博」を開催しました。
仙台市博物館(以下仙台市博)は改修工事のため2年半(足かけ4年)にわたり休館していました。休館中、学芸員はどのような活動をしていたのでしょうか。
小田嶋先生の軽快な語り口に反して、語られる内容は想像を絶する多忙さ。通常業務に加え、工事の進行管理、約10万点の、館内でとは言え微妙な温湿度管理が欠かせない貴重な収蔵物の引っ越し作業、さらには降ってわいたような緊急展覧会の制作など、本学学芸員課程のシンポジウムだったからこそうかがえた休館中の仙台市博のまさに「裏話」に、学生の興味は尽きないようでした。質疑応答の時間では学生から積極的に質問が出され、会場は大いに盛り上がりました。
最後に小田嶋先生からは、博物館に行き資料を知ることが私たちにもできる最初の資料保存活動だというお話をいただきました。シンポジウムのあとには早速、学生から仙台市博物館の展示を見に行きたいという声が届きました。
宮城学院女子大学の学生は「キャンパスメンバーズ」に入っていますので、仙台市博の常設展は無料、特別展には半額で入場できます。ぜひ博物館に足を運び、仙台市民(国民)のお宝をご覧ください。
※キャンパスメンバーズ詳細に関しては 、キャンパスメンバーズ – 宮城学院女子大学 (mgu.ac.jp)または各博物館のHPをご確認ください。