博物館実習Ⅱ（ｄ）では、担当教員である會田容弘先生ご所蔵の大津絵を使って展示実習を行いました。広々とした実習室には多くの作品が展示されています。たとえばポスターにも利用されたこの絵柄（写真１）には、非常にゆるっとした絵が描かれています。実はこれは鬼なのだそうです。恐ろしいイメージをしてしまいがちな鬼ですが、大津絵ではこのように愛らしくユーモラスな姿に描かれています。味わい深い作品をぜひご堪能ください。また実習室には大津絵だけではなく、大津絵に関連した書籍やクリストフ・マルケ 先生（フランス国立極東学院）をお招きした特別授業の様子を写真で展示しています。

大津絵展はC609教室で学内関係者に公開中です。普段は施錠されている教室のため、ご覧になりたい場合には学芸員課程副手室までお声がけください。また、今月末のオープンキャンパスでは、人間文化学科のブースに来ていただいた高校生の皆さんにも公開を予定しています。

このように博物館実習では個性溢れる先生たちによって、本物の作品を扱う実践的な授業が行われています。興味のある方はぜひ学芸員課程を受講してみてください。
※公開日についてはⅭ609前に掲示しています。