企画展「20年のキセキ~一眼レフ・フィルムカメラ実習の20年~」を開催しています

10月11日(火)より16日(日)まで企画展「20年のキセキ~一眼レフ・フィルムカメラ実習の20年~」を開催しています。
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早速ご来場いただいた方からの感想を一部ご紹介いたします。

「時間が止まったように見えるものも、一方で音やにおいを感じられるように動きの感じられるものもありました。(中略)撮影者がどこを見てほしいのか、どこを切り取りたかったのかなどを考えながら見るのがたのしかったです。また年代によって好まれる構図や表現が変化しているのが感じられました」
「入口から古い年代順に写真を見ることができた。年が違っても同じ校舎で植物や建物を追うことができておもしろかった」

写真展は下記の要領で行われています。

【開催要項】
期間:2022年10月11日(火)~10月16日(日) 10:00~16:00
開場:講義館C609実習室

【開催趣旨について】
「一眼レフカメラ実習は、学芸員に必須の写真撮影技術を、学生にしっかり身に着けさせようと始めました。本学卒業アルバムの作成を請け負う東陽写場・後藤浩策氏に相談したところ、快く指導をお引き受け頂き、始まりました。
ビギナーズラックもあったのでしょうが、作品に現れた本学学生の瑞々しい感性に驚かされました。これは、是非、見せたい。自分でパネルを作って、展覧会を開催することも展示の実践経験となる。そして展覧会を開くと遊び心が働き、人気投票を行い、得票上位の作品、教員の一押し作品にご褒美を出そうということになったのは自然の運びでした。
展覧会最終日の翌土曜日、後藤先生の講評に続き、表彰式を行う現在の形式が定まったのが2001年度、以来、表彰された作品が保管されています。

20年を過ぎ、「写真」環境が大きく変わってきました。開始当初は高根の花だったデジタルカメラが、10年後には長足の進歩を見せ安価になって普及し、さらにその10年後にはスマホがデジカメを超える性能を見せ始めます。
現像、焼き付けを行ってくれる業者を探すのが難しくなり、さらにフィルム生産が縮小、フィルムの入手が困難になってきました。

2020年度、新型コロナウィルス蔓延対策としてのリモート授業が追い打ちをかけました。後期に対面授業が許された「博物館実習」で、かろうじて秋の写真展を実施し、歴史をつなぎましたが、写真展は様変わりを見せました。リモート受講を余儀なくされた受講生から送られてきたスマホでとられた作品が、圧倒的な存在感を示したのです。

いつか、これまでの優秀作品を一堂に展示したいと考えていたこの回顧展は、図らずも、一眼レフカメラ実習そのものの今後を考える場となりそうです。皆様には、本学学生の感性を回顧するこの写真展を、まずはご堪能いただきたいと思います。」(口上より)

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