2018年10月01日放送 17回

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2018年10月01日放送 17回

本日は、児玉千明さん、山口侑香さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは藤本友佳子でお送りします。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回はわたくし藤本友佳子が、「宮城学院の創立の歴史」について紹介します。よろしくお願いします。
はい、今回は、9月18日に宮城学院が創立記念日を迎えたことにちなんで、宮城学院の創立について、調べたことをお伝えしようと思います。
今回は、初めての宮城学院の校長先生を務めた、女性宣教師のエリザベス・R・プールボー先生のお話をメインに、宮城学院がどのように創立されたのか、なるべくわかりやすくお話していこうと思います!
1886年(つまり明治19年ですね)7月2日、横浜港に、女性宣教師のプールボー先生とオールト先生がやってきました。このお二人は、アメリカから最初に日本に派遣された女性宣教師でした。当時、牧師には男性しかなることができなかったため、女性は宣教師として、教育や社会福祉活動に力を入れていたようです。お二人は、そこに10日間ほど滞在して、既に日本でキリスト教を広めている学校の視察を行いました。その結果、横浜や東京の地域に、もうキリスト教の学校を新しく作る余地はないという見立てをしました。
ちょうどその時、アメリカ人の宣教師、ホーイ宣教師からプールボー先生に、「もっと女子に対する高等教育が必要だ。仙台に新しく女学校を設立し、そこの校長先生になってほしい」というお願いが届きました。プールボー先生は、初めての土地ではありながら、快くこの願いを引き受け、7月16日、つまり来日してから2週間後に仙台へやってきました。

すでに開学の準備は進んでいて、そこから約2か月後の9月18日に、宮城女学校として創立記念式典を実施。その約1週間後の24日から、約10名の生徒をもって授業を開始しました。まさに、電光石火の早業。プールボー先生は、日本に到着して3か月もたたず、十分な準備をする暇などなかったうえに、日本語はもちろん、文化や風習にもまるでなじんでいない状態で、校長という重い使命を担うこととなったのです。この、ゼロからの出発といえる難しい状況でも、プールボー先生は、これを神の愛に応えることのできる、光栄に満ちたものであると考え、多くの試練や課題を乗り越えていったのです。

詩編の中に、このような言葉があります。
「涙とともに種をまく人は、喜びの歌とともに刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出ていった人は、束ねた穂を背負い、喜びの歌を歌いながら帰ってくる。」
この詩には、戸惑いの中校長に就任し、困難を乗り越えて、初めての卒業生を送り出した時のプールボー先生の思いそのものが表れているのではないでしょうか。

こうして宮城学院は女子教育を続け、延べ85000人を超える同窓生を送り出し、今こうして私たちに受け継がれています。
・私の親戚にも宮城学院出身の人がいて、当時は短大でした
・皆さんの周りにも宮城学院の同窓生はいますか?
先日で創立132年を迎えた宮城学院。私たちがこうして楽しくキャンパスライフを送れているのは、プールボー先生の愛と努力があったからこそだということを感じました。涙とともに種をまく苦労があってこそ、喜びの歌を歌い刈り入れることができる。私もそう信じて、努力することを惜しまず、頑張りたいと思います。

≪音楽タイム≫
~♪~

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見 part2≫
レポーターは、4年の児玉千明さんに担当していただきます。よろしくお願いします。
今回は私、児玉が手作りハンバーグが自慢の「サラマンジェ・ヒロ」さんをご紹介します。仙台市営バス「中山台入口」バス停から徒歩2分の所にあります。公共交通機関を使う場合は、仙台駅・泉中央駅からともに「実沢営業所前行き」の仙台市営バスをご利用ください。

皆さんに問題です。
サラマンジェ・ヒロさんの「サラマンジェ」という言葉の意味は何でしょうか。
答えは、フランス語で「(収録時に答えます)」という意味です!お店の名前から温かみを感じますね。

また、ハンバーグの起源は、18世紀頃ドイツの港町ハンブルクで労働者に人気のあったタルタルステーキだと言われています。
タルタルステーキとは、13世紀頃、ヨーロッパまで攻め込んでいたモンゴロイド系の騎馬民族タルタル人が食べていた肉料理が原型です。タルタル人は遠征の際、連れて行った馬を食料にしていましたが、この肉は大変硬く、食べ易くする工夫として、生肉を細かく切り、玉ネギ、コショウ等香辛料で味付けをして食べていました。この肉の調理法がドイツに伝わり、私たちの知るハンバーグになったといわれています。日本には、明治時代の文明開化以降に食べられるようになったそうです。(一般社団法人 日本ハンバーグ・ハンバーガー協会より)

話は戻りまして、サラマンジェ・ヒロさんは、ハンバーグのお肉に100%豚肉を使用することで、あっさりとしていて飽きのこない手作りハンバーグにこだわりを持っています。また、使用している豚肉は、宮城県を応援したいという気持ちから、宮城県産の「えごま豚」という品種だそうです。口に残らないサラッとした甘味のある脂と肉の柔らかさが絶妙なバランスでおいしいのが特徴です。

みなさんは、ハンバーグは好きですか?
・私は大好きです
私も大好きで、実際に、横山さんと正木ゼミ4年の安藤さんの3人でハンバーグを食べに行きました。ランチタイムは11時半~14時で、ハンバーグのほかにサラダやライス、スープがついたセット、ドリンクやデザートなどのメニューがありました。ハンバーグも5種類ほどあり、せっかくなので3人とも違うハンバーグとサラダ、コーンスープのセットを注文しました。ハンバーグは、20分前後の焼き時間を要するので、ハンバーグを待っている間にサラダとコーンスープを食べました。サラダには、新鮮な野菜の上に、しょうゆベースでリンゴ・玉ねぎ・にんじんなどを使用した自家製の和風ドレッシングがかかっており、とても美味しかったです。また、コーンスープも舌触りがなめらかで、濃厚な味わいでした。

そして、いよいよハンバーグとライスの登場です。ハンバーグは3人でおすそ分けをしあって、和風ソース おろし生姜のせ、柚子胡椒のヴィネグレットソース、デミグラスソースの3種類を食べました。ハンバーグは真ん丸で肉厚、スプーンナイフで切り込みを入れると肉汁がぶわっと溢れました。どのソースとも相性抜群で、美味しさに感動するくらい、とてもおいしかったです。見た目にインパクトがあるものの、お肉自体がさらっとしているため、手を止めることなく、完食しました。重すぎず、軽すぎず、ちょうど良い食べごたえのハンバーグでした。
今回は横山さんにおすすめしていただき、サラマンジェ・ヒロさんにお伺いすることができました。ランチ・ディナーともに営業しており、家族や友人、恋人など、子どもからお年寄りまで幅広い年代に、ちょっとしたご褒美やお祝い、デートなどいろいろなシーンで活躍できる素敵なお店です。ぜひ、サラマンジェ・ヒロさんで、ゆったりとした雰囲気の中、美味しいハンバーグを召し上がってはいかがでしょうか。

ありがとうございます。今回の「泉区いいとこ大発見 part2」では、「サラマンジェ・ヒロ」さんについて、児玉千明さんにレポートしていただきました。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
今回は、3年の山口侑香さんに解決してもらいます。よろしくお願いします。
ペンネーム「枝豆と冷ややっこさん」からの質問です。「食べ物によって冷たい方がおいしいもの、温かい方がおいしいものとありますが、温度によっておいしさが変わるのはなぜですか」という質問をいただきました。ありがとうございます。
よく「温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに」と言う言葉を耳にしませんか。確かにアイスは溶けると甘すぎておいしくないですよね。
みなさんは今まで、温度の違いでおいしさが変わったという体験はありますか?

ありがとうございます。そうですよね。特にカレーは熱い方が辛く感じますね。また、アイスやかき氷は一口目はおいしいのですが、だんだん溶けてくると甘すぎておいしくなくなります。
では、なぜ温度によって味が変わるのでしょうか。原因として舌が関係していることがわかりました。カレーの辛味のように温度が高ければ味を感じやすいかというとそうではなく、それぞれの味によって温度との関係が異なります。そして旨味は温度による味の変化が一番少ないといわれ、他の旨味成分と組み合わせることでさらに強く感じます。また、塩味や苦味は温度が高いとあまり感じなく、低くなるにつれて強く感じます。コーヒーは温かい方がおいしく飲めるというのもこの性質によるものです。さらに甘味は体温付近の温度で一番強く感じるため、オレンジジュースなどの甘い飲み物は冷やすことで甘味を抑えられます。最後に酸味は温度の変化にあまり影響されませんが、辛味や甘味は温度が高いと蒸発して気化されるため、粘膜に直接刺激が下がり、喉や鼻、舌にきます。特に辛味は温かい料理に注意が必要です。
このように、これらの基本の五味の組み合わせによって食べ物の味は決定されるので、それぞれの料理に含まれている基本味の種類や量によって温度による味の濃さやおいしさが異なってきます。
ちなみに外気温の違いによっても味の感じ方が変わります。みなさんは、冬に温かいものを食べたとき、夏に食べるよりもおいしいと感じた経験はありませんか?

・鍋 体が温まるし作るのも簡単 みんなは何鍋派? 私はキムチ鍋
・すきやき 締めのうどんがおいしい
・おでん コンビニで売られてる 好きな具材 大根と玉子 はんぺん
・肉まん、冬限定お菓子 etc…
・夏のほうがおいしい食べ物もある

確かに、夏も同じで冬に食べたときよりもおいしく感じますよね
寒い冬は舌が温かさを感じやすいため、温かいとよりおいしく感じる料理は、通常よりもおいしいとかんじます。また、夏の場合も舌が冷たさを感じやすいため、冷たいとよりおいしく感じる料理は、とてもおいしく感じます。
だんだん寒くなってきましたね。これから鍋がおいしい時期となります。みんなで鍋を囲むのはいかがでしょうか。
ありがとうございます。今回の「解決!なんでもアンサー」は山口侑香さんに「温度によっておいしさの変わる食べ物」について解決してもらいました。

管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに