2018年07月23日放送 7回

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2018年07月23日放送 7回

本日は、今野真那さん、吉田望海さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは一宮菜津美でお送りします。

最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は吉田望海さんに「給食経営管理論実習」について紹介してもらいます。よろしくお願いします。
私、吉田望海は、給食経営管理論という科目の実習で学校給食に関わる業務の幅や内容について理解するために6月18日から22日の5日間仙台市内の中学校で学外実習を行ってきました。

5日間の実習で、学校栄養職員とはどのような仕事をしているかお話を聞いたり、給食室に入り調理員の方と一緒に調理し、給食作りをしたり、給食時間は生徒と給食を食べながら交流したり、栄養指導の時間をいただいて成長期に大切なカルシウムについてお話させていただきました。

実習先が遠く交通手段も少なかったため、朝は6時に家を出て、帰りは19時に帰宅するというとても忙しい5日間を過ごしました。初めは時間長いなあと正直感じていました。しかし、日が経つにつれて、学校の授業だけではイメージすることができなかった業務や調理室に入り調理を体験することや学ぶことが多くあり、時間が経つのが早く感じました。

生徒たちとうまくコミュニケーションが取れなかったり、自分の知識や技術が足りないなどの課題を改めて確認することができました。

学校栄養職員と言われる学校の栄養士は、栄養管理といわれる献立作成や栄養指導の他に、衛生管理・予算管理・物資管理・作業管理などのさまざまな管理業務を行っていることが今回の実習で理解することができました。

ところでみなさんの学校はどうでしたか自分の学校で給食が調理されていましたか。
私が実習先で行った中学校では単独調理校と言って、学校の敷地内に調理場があり、自分の学校で生徒や職員の分の給食を作るので温かい給食を食べることができる調理方法の学校でした。
私の中学校では給食センターで給食が作られていたので初めて目の前で給食が作られているところを見学しました。

単独調理校のいいところは献立を作成する栄養士の先生が学校に所属していらっしゃるので生徒たちの意見が聞きやすいということや、給食を温かったり、冷たかったりと料理に合った温度で提供ができるというところや、学校ならではの給食行事やメニューに対応できるといういいところがあります。

栄養士の先生から単独調理校についてさまざまなお話を聞く中で特に、献立作成への工夫について印象に残っています。
旬の野菜や地元の野菜を給食に取り入れたり、日本の文化や伝統・郷土料理だけでなく世界の料理に触れてもらえるような献立作成を行ったり、健康や栄養に配慮した魅力ある献立にするための工夫を心がけているということです。

Q.みなさんは何の給食が1番好きでしたか。
私は、さばの味噌煮が好きでした。あのちょうどよい甘さが忘れられません。

栄養士の先生は給食時間に教室を訪問して、生徒の給食の様子を観察したり今日の給食について質問してみたり、残食調査を行い、生徒たちの嗜好や残食量をチェックし改善点を話し合ったりなどして、できる範囲でこれからの献立作成に反映していました。これは、実際に生徒たちの給食時間を観察し生徒たちとコミュニケーションを図ることでできる役割りだと思いました。

献立を作成する際、さまざまな工夫を行っている栄養士の先生ですが、今回は、食物アレルギーを持つ生徒への対応についても詳しくお話ししていただきました。現在、食物アレルギーを持つ児童・生徒は年々増加しているそうです。

実習で行った中学校でも何人か食物アレルギーを持つ生徒がいました。アレルギーの内容はさまざまです。卵アレルギーの生徒もいれば、小麦アレルギーの生徒もいました。卵を中までしっかり加熱していれば食べれるということだったので、使用する卵は中までしっかり火が通るように加熱していました。

麺類、パンなど小麦を使用している食品は、おうちから代わりの食品を持って来たり、調理の工程上で通常食と共通の部分は一緒に調理しアレルゲンが入る前に取り出し米粉を使用したもので代替えを行ったりして、できる範囲での対応をしていました。
養護教諭の先生と連携しながら、保護者を交えて面談を行ったり、もし何かあった時にすぐ対応ができるように個別マニュアルを作成することや、全職員に理解してもらうなど、学校全体で食物アレルギーについて把握していました。

このお話を聞いて、食物アレルギーについて、全体の理解が必要であることと、給食を提供するためには保護者との信頼関係も大切であると感じました。学ぶ分野は異なりますが、これから学外実習が続くので、気合いを入れて頑張っていきたいです。

以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は吉田望海さんに「給食経営管理論実習」について紹介してもらいました。

ここで一曲音楽をお届けします。
暑い日でも元気に乗り切りたいときにいつも聞いている曲です。
~♪~
さて次は、泉区いいとこ大発見!Part2のコーナーです。
第7回のレポーターは今野真那さんです。よろしくお願いします。
今回、私、今野真那がご紹介するのは、仙台市泉区松森にあるパン屋さんの「みくどーる 南光台店」さんです。このお店を紹介するきっかけは、みやぎ生活協同組合の共同購入です。そちらで数量限定で売られている食パンがとても美味しく、見つけるたびに購入していたからです。

みくどーるさんは、南光台中学校の近くの住宅街の中にあります。土曜日のお昼頃にお店にお伺いしたところ、多くの家族連れで賑わっていました。
みくどーるさんは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、昭和62年創業の人気のパン屋さんです。

お店自慢のパンは、東北初のきねつき食パンです。食パンは、湯種製法ときねつき製法を組み合わせています。湯種製法とは、熱湯でパンの種の仕込みを行う製法です。1日寝かし、杵で種をつきます。水分を多く含むので、ずっしり、しっとりとした食感のパンができあがります。
きねつき製法とは、餅をつくように、きねつきの機械でパン生地をついて作る製法のことです。東北ではみくどーるさんが初めてこの製法を取り入れました。きねつきをすることで、もちもちとした食感の生地になります。パンの製法には、他にストレート法、中種法があります。家庭で多く作られるのがストレート法、コンビニやスーパーで多く作られるのが中種法です。きねつき食パンは、湯種製法、きねつき製法を採用して丁寧に作られています。
また、素材のこだわりとして、富士山の天然バナジウム水や、北海道産のフレッシュバターを使用しています。きねつき食パンは、原材料がとてもシンプルで、余計な添加物が入っていません。安心・安全なので毎日の食卓におひとついかがでしょうか。

そして、自慢のきねつき食パン以外にも、お店には多種多様のパンが並んでいました。シンプルな食パンから、定番の菓子パン、お子さんに人気のミニサイズのサンドイッチや全20種類から選べるプチサンドなど、何を買おうか迷ってしまうほどです。また、みくどーるさんのパンは、良心的な価格設定となっております。

私は先日、4種類のパンを購入しました。
1つ目は、「みくちゃんブレッド」です。マーガリンがたっぷり入っており、満足感があります。マーガリンの塩気とパンの甘味がベストマッチです。

2つ目は、「ままの味」です。白くて丸い形のパンで、パンの切れ目には自家製ミルククリームが入っています。自家製ミルククリームは、想像していたよりもミルクは甘すぎず、やさしいの味のパンです。

3つ目は、「ミルクマーブル」です。しっとりした生地で、何個でも食べられそうです。

4つ目は、新商品だという「ブランパン」です。糖質25%オフで健康に気を使う方にオススメです。ブランパンとは、小麦の外皮であるふすまを主原料として、糖質の元であるデンプンを取り除いたパンです。タンパク質や食物繊維が豊富なため、今注目されているパンです。

みくどーるさんは、営業時間が7:00から19:00までとなっており、毎週火曜日が定休日です。毎日三食のお食事時やおやつに、また、通勤通学前、お仕事や学校帰りにお立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。

最後に、取材を快く引き受けていただきありがとうございました。

以上、「泉区いいとこ大発見!Part2」、今回は今野真那さんに「みくどーる 南光台店」をレポートしてもらいました。
さて、続いては「解決!何でもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は、私、一宮菜津美が解決します。

今回はペンネーム「からあげ」さんから「食事をした後に眠くなるのはなぜですか?いつも授業中眠くなってしまいます。眠気を吹き飛ばす良い方法があれば教えてください。」という質問をいただきました。そこで今回は私、一宮がお答えいたします。

昼食後に強烈な眠気に襲われ、眠気をおさえるのに苦労した経験は誰もがあると思います。
Q.皆さんは、どんな眠気防止法で乗り切っていますか?

眠気を抑えたいというのはからあげさんだけでなく、多くの人が解決したい問題ですね!

食後に眠くなってしまう原因の1つに「急激な血糖上昇の反動で、一時的に低血糖になる」ということがあります。
ごはんやパン、麺類などの炭水化物やお菓子やジュースなどの甘いものを普段の生活でよく口にしていませんか?炭水化物や甘いものが多い食生活をずっと続けていると、『糖尿病』とまではいかなくとも、血糖値の調整がうまくいかず、食後に血糖値が急上昇し、血糖値を下げるインスリンというホルモンがたくさん分泌され働くことにより、血糖値が下がりすぎて、一時的に低血糖になるため、眠くなります。

そこで、食後の急激な血糖上昇を抑えるための食事のポイントをご紹介します。

1つ目が、食べる順番です。
空腹の時に糖が多く入っている食品を食べてしまうと、血糖値が急激に上昇してしまいます。そこで、食物繊維が多い野菜や海藻、きのこ、豆類などのおかずをまずはじめによく噛みゆっくり食べるようにしましょう。食物繊維には糖の消化・吸収を遅らせる作用があるため、血糖値が急激に上昇するのを抑えることが出来ます。

2つ目は、抵糖質の食品を食べることです。
先ほど、ごはんやパン、麺類など炭水化物が多いもの、甘いものは血糖値を急上昇させやすいと話しましたが、炭水化物が多いものの中には、食後の血糖値の上昇が緩やかなものもあります。例えば、春雨、そば、小麦全粒粉のパン、玄米などがあります。

間食にジュースやお菓子を食べてしまうのも、血糖値を急激に上昇させることに繫がってしまいます。そこで、チーズやヨーグルト、牛乳などの乳製品、ナッツ類、リンゴやイチゴなどがオススメです。

「リンゴやイチゴということは、フルーツを食べればいいのか!」と思ってしまう人もいると思いますが、フルーツでも種類によっては糖が多いものもあるため、パイナップルや黄桃、ドライバナナなどは血糖値を急激に上昇させてしまうため、注意が必要です。

おさらいです!
食後の眠気を抑えるためには食事内容が重要で、食後の急激な血糖上昇を抑えるための食事のポイントは2つあります。

1つ目が、食べる順番です。食物繊維が多いものからゆっくり食べるようにしましょう。
2つ目が、抵糖質の食品を食べることです。食事では、春雨、そば、小麦全粒粉のパン、玄米などを。間食では、乳製品、ナッツ類、リンゴやイチゴなどを食べるのがオススメです。
ぜひこの機会に食生活を見直してみてはいかがでしょうか。

以上、「解決!何でもアンサー」、今回は一宮菜津美が「食後の眠気を吹き飛ばす方法」について解決しました。