20171030 21 放送音源

本日は中山結花さん、児玉千明さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティーは吉野加奈彗でお送りします。
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今回は私、吉野が「病院実習で学んだこと」と「ソシオエステティシャン」についてご紹介します。
私は、9月と10月をまたいで2週間の病院実習を終えてきました。大変だったけど楽しく、座学では学べないことをたくさん学んできました。業務の実際を見学、体験し、病院の管理栄養士の仕事内容が分かり、あいまいだったイメージ像がはっきりとしました。そして、まだまだ知識や技術が足りないなどの自分の課題を改めて確認できました。
 病院の管理栄養士は、食事の提供の他に、栄養ケアや栄養相談を行っています。栄養ケアというのは栄養状態の評価・判定を行い、個人別に栄養サポートを行っていくことです。栄養サポートは、低栄養患者さんの早期発見と今より栄養状態をよくする早期対応が大切です。食事をすることは、生きる基本であり、治療を進めるうえでも、手術後のリスクにも関わります。そのため、栄養状態を良くすることよりも、食べてもらうことを優先させます。
管理栄養士は、患者さんに食べものをたべてもらうためにはどうしたら良いかを考え、病棟を訪問して、食べられる食形態や好みの食品を聞いたり、残食調査を行い、改善点を話し合ったりなどをして、できる範囲で食事内容に反映しています。これは調理場と病棟、どちらも知っている管理栄養士だからこそできる役割だと思いました。
事務作業を行うことも多く、また、病棟を訪問して患者さんと直接話をしたり、栄養相談をしたりなど、とても忙しいのですが、管理栄養士の皆さんこの仕事に誇りをもっていて、その姿に強く憧れました。

 

そんなかっこいい管理栄養士の方々がいる病院なのですが、私が行った実習先の病院には「ソシオエステティシャン」という職業の方がいました。

 

Q.「ソシオエステティシャン」知っていますか?どんな職業だと思いますか?
  (フリートーク)

 

この実習で初めて知った職業なのですが、「ソシオエステティシャン」とは、人道的・福祉的観点から、闘病生活を送っている人や介護を受けている人など、精神的・肉体的・社会的な困難を抱えている人に対し、医療や福祉の知識に基づいて行う総合的なエステティックを施術できる資格を持つ人のことです。エステティックの施術によって人を癒し、励まし、QOL(生活の質)の向上を目指し、その人が本来の自分を取り戻すために支援することを目的としており、フランスでは国家資格で、30年以上の歴史があり、病院ではチーム医療の一員として活躍しています。日本では、現在、石巻赤十字病院と横浜にある2つの大きな病院でしか医療スタッフとして活動していないそうです。
利用者は男性と女性半々だそうで、病棟を回って、ネイルケアやお化粧をしたり、専用の多目的ルームでメンタルケアを行ったりと精力的に活動しています。利用した患者さんは、癒され、前向きに治療に取り組もうという気持ちになるそうです。
お話を聞いたソシオエステティシャンの方は、「患者さんの精神的・肉体的なケアの重要性は認知されてきてはいますが、日本ではまだはじまったばかりの活動です。多くの方に知っていただきたいです。」と言っていました。
このお話を聞いてぜひ、皆さんにも知っていただきたいと思ったので、今日は病院実習の延長として「ソシオエステティシャン」についてご紹介しました。詳しい活動を知りたい方がいましたら、ホームページがあるのでぜひ検索してみてください。

 

以上、『私たちのキャンパスライフ』、今回は私、吉野が「病院実習で学んだこと」と「ソシオエステティシャン」についてご紹介しました。

 

≪音楽タイム≫
~♪~

 

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見≫
このコーナーでは、泉区に関わる新聞記事や雑誌情報、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。泉区のいいとこを見つけて、紹介していきたいと思います。
第21回のレポーターは児玉さんが担当します。それでは児玉さんお願いします。

 

今回は最初に、仙台名物の牛タンについてお話をしたいと思います。牛タンは仙台名物として、よく聞きますが、そもそもどうして「牛の舌」を食べるようになったか、知っていますか?
 牛タン焼きの誕生は昭和20年代の終戦直後の混乱期でした。仙台市内は、終戦後ですから、失業者が多く、治安もあまりよくありませんでした。このころ、手軽に開業できる焼き鳥屋を始める人が多く、仙台市内では焼き鳥屋が立ち並んでいました。牛タン焼きの生みの親である佐野啓四郎氏も当時は和食の職人として、焼き鳥中心の飲食店を経営していました。その当時は食糧難ということもあり、焼き鳥屋といっても鶏肉だけではなく、豚肉や牛肉など、様々な素材を焼き料理として出していました。和食の職人として腕をふるっていた佐野氏の悩みは、焼き料理は調理方法が簡単なので、ヒット商品を出しても、周りのお店に次々と真似されてしまうことでした。そこで、「誰にも真似のできない自分だけの料理を造りたい!」と強い思いを抱くようになりました。これは、生粋の職人だった佐野氏にとっては必然的ともいえる欲求だったのかもしれません。そこから、切り方・焼き方・塩の振り方など1つ1つの工程に試行錯誤を繰り返して、塩焼きや牛タンシチューなどの料理に発展していったのです。

 

Q.みなさんは、牛タンはよく食べますか?
(好きだけどあまり食べないとか、高いからなあという感じの反応を期待します。)

 

そうですよね、わたしも牛タン大好きなのですが、値段が高いなあと思って、なかなか手が伸びません。そんな方も多いのではないでしょうか。
そんなみなさん、お待たせしました、今回の本題です。泉中央駅から徒歩5分ほどの所にあります、「牛たん若」さんをご紹介いたします。2010年の7月頃、泉中央店をオープンして以来、現在仙台駅の東口にも店舗を増やしており、人気上昇中の牛タン屋さんです。
「地元の人に、もっと気軽に牛タンを食べてほしい!」そんな思いで、1160円で牛タン定食を提供しています。牛タン1本から100gほどしか取れない希少部位の霜降り牛タン定食は1700円で提供しています。その他にも、各種の牛タン単品や味噌煮込み牛タン丼などもあります。
 先日わたしも、牛タンが牛タンを安く食べられたらいいのになあと思っていたので、行ってきました。失礼ながら、安いのには何か訳があるのかな、と思ったのですが、全然そんなことはなく、とてもおいしくて、お店の雰囲気もアットホームな感じで、とても良かったです。
わたし実は、牛タン屋さんでアルバイトしていることもあり、よくいろいろな牛タン屋さんに行くんですよ。牛タン定食の相場は1500円前後~2000円弱なので、1番安いですね。浅漬けもみそ漬け南蛮という牛タンの端っこに付け合わせているものも牛タンとマッチしていて一緒に食べるのもおすすめです。1200円弱でおいしい牛タンが食べられるので、相当コストパフォーマンスがいいです。牛タンは高くて食べられない、と思っていた皆さんにぜひ足を運んでいただきたいです。
第21回の『泉区いいとこ大発見』は「牛たん若」について、児玉さんがご紹介しました。来週もこのコーナーをお楽しみに。

 

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
今回は中山さんに紹介していただきます。それでは中山さんお願いします。

 

今回、ペンネーム元気さんから「炭酸水が好きなのですが、どんな良い効果があるのですか?」という質問をいただきましたので、お答えします。
私も炭酸水が好きでよく飲むのですが、炭酸水とは、名の通り炭酸ガスを含む水のことです。

 

Q.みなさんは、炭酸水をよく飲みますか?

 

炭酸水は加糖のものと無糖のものがありますが、今回は糖類が入っていない無糖の炭酸水についてお伝えします。
炭酸水の初めは、レモネードに炭酸水素ナトリウムを加えたものとされています。炭酸水素ナトリウムとクエン酸の化学反応によって炭酸ガスを作り、水に溶解して作っていたようです。現在の多くは、炭酸ガスを加圧することで作られています。
(炭酸水にはどんな良いことがあるのですか?)
そんな炭酸水には、健康に良いことがたくさんあります。例えば、消費エネルギー量を増やす、疲労回復に良い、胃腸の調子を整える等があります。炭酸水を摂取することにより、血管の中に炭酸ガスが入り、それにより酸素不足になります。その状態が走っている時のような状態で、消費エネルギー量を増やすのです。疲労回復については、生きていく中で、水素イオンという疲労物質を溜め込んでしまいます。しかし、炭酸は疲労物質を中和する効果が期待できます。また、炭酸水は血管を拡張させる働きもするので、血流の促進につながり、肩こり解消にもなります。胃腸の調子を整えることについては、炭酸ガスが胃に入ると、炭酸ガスの刺激により胃の粘膜を元気にしてくれる働きがあります。そのため、消化機能が促進、そして腸に届くことにより、蠕動運動が行われ消化活動が活発になり、便通の促進にもつながります。また、胃が膨らむため空腹感を紛らわすことができます。

 

(逆にあまり良くないことはなんですか?)
それは、食欲が増進してしまう、疲れやすくなるということが挙げられます。食欲が増進してしまうことについては、少量しか飲まないと、胃が消化のための準備をしてしまい、食べ物を欲しがり、空腹感が増えてしまうのです。疲れやすくなることについては、飲みすぎると、身体は酸性に近づいていき、体調が悪くなり逆に疲れやすくなるのです。
炭酸水についてお話しましたが、多すぎず、少なすぎず、適量を摂取することがとても大事です。また、空腹感を紛らわすこともできるので、小腹がすいた時に摂取するのもおススメです。
質問して下さった元気さん、参考になったでしょうか。美味しく炭酸水を飲んで、寒さに負けず元気に過ごしましょうね。
以上、『解決!なんでもアンサー』今回は「炭酸水が好きなのですが、どんな良い効果があるのですか?」について中山さんがご紹介しました。

 

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』