自主制作ラジオ放送 20120913 第15回

2012年度自主制作ラジオ放送 201200913 第15回

「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 ~!」
こんにちは!この番組、今日で15回目となりました。
「宮城学院女子大学 食品栄養学科」で管理栄養士を目指す私たちが、
食べ物や健康に関する話題を取り上げ、語り合う番組です。
また、黒川郡大衡村で行っている教育ファームでの出来事や、私たちのキャンパスライフも紹介します。

今日のメインパーソナリティーは3年生の庄司桃子です。
そして週替わりで登場するメンバー、きょうは大学院1年生の先輩の阿部あやかさんと高橋ひろえさんにスタジオにお越しいただきました。
番組のコメンテーターは私たちの大学の先生の正木恭介先生です。
よろしくお願いします。

それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは、「大学院生活の謎にせまる」です。
私達の大学には「健康栄養学研究科」という大学院があります。今年大学から大学院に進学されたお二人に大学院生活についてお聞きします。

1曲音楽をはさんで、番組後半は、
私たちの出身地の名物などを紹介する「ご当地自慢」のコーナーと
きょうからすぐに役に立つ豆知識「栄養ワンポイント」のコーナーをお届けします。

FMいずみのスタジオからお送りします。どうぞ、30分間ランチタイムのBGMとしてお付き合いください。

≪コーナー1 わたしたちのキャンパスライフ≫ 
最初のコーナーは、私たちのキャンパスライフ、
きょうのテーマは「大学院生活の謎にせまる」です。
あらためまして,大学院1年生の阿部さん,高橋さんよろしくお願いします。
大学院生活の大学生活との違いを中心にお話を伺いたいと思いますので,よろしくお願いします。

質問事項

1) 大学院への進学の動機についてお伺いします。
2) 大学院の授業ってどんな授業,学部授業との違いは?
3) どんな先生がいるの?
4) 大学院の研究は充実してる?
5) 将来のプランは

高橋さん
Q1 大学院への進学の動機についてお伺いします。
大 学に入った時は料理が好きだっただけでやりたいことや興味のあることがなかなか見つけられなかったんです。でも、3年生で平本ゼミに入って先生や先輩方の 食教育の実践のお手伝いをしたら楽しくて(笑)それで、実践を交えた食教育をもっとやってみたいって思ったんです。それに、若いうちに勉強しておいた方が 将来の老化防止にもつながるし…(笑)
でも実際に進学するきっかけとしては、当時平本研究室に在籍していた院生の存在が大きかったと思います。実 際に院生がどんな生活をしてるかすぐに聞ける環境にいましたからね。今になって思えば、普段何気なくしていた院生との会話がなかったら進学していなかった かもしれないですね。

Q2 大学院の授業ってどんな授業,学部授業との違いは?
 一番の違いはやはり完全少人数制授業形態で しょう。疑問に思ったことや理解できなかったことをすぐに先生に聞けるという環境はなかなかないですからね。しかも自分の研究に関連した授業内容にカスタ マイズしてくれますからね。研究方法で悩んだときに相談してみたり、他の研究分野の観点から自分のテーマについて話してくれると新たな気づきが生まれたり して楽しいですよ。

Q3 どんな先生がいるの?
多くの先生が学部の先生と被っていますが、外部から専門の先生を招いている教科も 結構あると思いますね。私たちはまだ修士一年なのでそんなに外部の先生と交流があるわけではないんですが、二年に混ざって受けている栄養疫学の授業を受け 持ってくださっている外部の先生がとても楽しい先生でした。主婦・医者・教授の3つの顔を持っている先生で、海外経験も長い先生だったので、話の引き出し が多くて多くていつも授業から脱線して行ってしまうんです(笑)でも、ちゃんと授業範囲はきっちりこなすんです。そういったメリハリがあるから、授業して ても飽きがこなくて楽しい授業でした。

Q4 大学院の研究は充実してる?
 充実していると思いますね。私は学童保育所に通う児童 の食生活の問題について研究しているので、実際に県内の学童保育所に入って子どもと遊んだり、職員さんたちの打ち合わせや勉強会に参加させていただいたり して、そこのフィールドに馴染んでいる途中です。家から車で2時間ぐらいかかるので通うのにも大変ですが、学童保育所では職員さんも優しくしてくれるし、 子どもも一緒にいっぱい遊んでくれるので2時間の苦労は忘れてしまう、まではいきませんがそんなに苦にはなっていませんね。もちろん授業やTAでも大変な こともありますが、苦労したことを笑える頃にはきっと同じぐらいの苦労はサッと乗り越えられるようになっているはずだ、いや、そうでなければおかしい。と 言い聞かせて頑張るしかないですね。結局、私たちは頑張るしか選択肢は与えられていないんですよ(笑)

Q5 将来のプランは
  ずっと子どもと料理と関わっていたいですね。保育所の栄養士とかが今の一番近い将来のプランですかね。でも、もしかしたら10年後の自分がこれを聞いたら 大爆笑してしまうかも(笑) 食は無限に可能性があると思うし、やりたいことはまだまだたくさんあるので、食には関わっていたいけど将来的にどうなるかは自分でも分からないってことで すかね。

阿部さん
Q1 大学院を志望した動機は?
大学院には元々入学当時から興味を持っていたのですが、大学4年時に就 職活動である企業の説明を聞いているときに、自分の考えている栄養とその会社にとっての栄養のギャップに疑問を持つようになりました。その時にもっと自分 の栄養の知識や考えを深めたい、栄養はどうあるべきかもう一度考えたいと思い、大学院進学を決めました。

Q2 大学との授業に違い
大 学の授業ではクラスや学年単位での授業というのが当たり前でしたが、大学院では少数で、先生とマンツーマンで授業をしている人もいます。少数ということ で、先生からの質問に答えるためにそれはもう無い知恵振り絞って色々考えます。大学では先生に指名されること自体があまりなく、問いかけられて考えたりす ることが少なかったので、大学院の授業では常に考えて頭をフル回転させています。ですが、考えることで色々な答えを導いたり、他の人の考えを聞くことで新 しい考え方にであえたりします。また、先生にすぐ質問できるという逆パターンもあります。大学の頃よりも、個人的にはギュッと内容の濃い授業になっている と思います。

Q3 どんな先生がいるの?
大学院は大学の先生と共通の方が多く、実は大学院の在籍院生数と指導して下さる先生方の 人数を比べると先生方の方が多いです。凄い高環境ですね。でも、大学院に入って初めて授業を受けた先生もいます。大学の4年間では分からなかった先生方の 考え方にも接することができ、非常に参考になります。特に、人間の進化と体のいろいろな調節機構を絡めた考え方を提示した先生の授業では凄い納得してしま いました。
Q4 大学院の研究は充実している?
私は、大学の頃は別の先生のゼミにいたので、今の3年生の方と同じ正木ゼミ1年生になりま す。まだまだ研究に関しては未熟なところばかりですが、研究では今までのゼミで扱わなかった新しい試料で用いて行っています。そのため、研究に息詰まるこ とも多くありますが、自分で研究を振り返り、改善点や問題点を整理して次は上手くいくかな?と期待しながら作業しています。まあ、まだ芳しい結果が出てい ないのですが…。ですが、それが研究に繋がって最終的にどういった結果が出てくるのかと思うと、もっと別のアプローチも考えてみようかなと新しいことを見 つける面白さややる気に繋がっていきます。

Q5 将来のプランは?
正直なところ、まだ決まっていません。どうしましょう(笑)ただ、自分の考える栄養や食品を多くの人に伝えたり、提供できたら良いなと思います。

大学院のキャンパスライフ,お二人のお話を伺ってとても魅力的に感じました。ありがとうございました。

以上、私たちのキャンパスライフ、
「大学院生活の謎にせまる」のコーナーでした。

≪音楽タイム≫
ここでリスナーのみなさんに心の栄養源をお届します。
音楽を聴くと心が癒されたり元気になりますよね。この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介します。

今週ご紹介する音楽は阿部さんの選曲で、EGNISHのHEROです。
阿部さん、この曲を選ばれた理由はなんですか?
阿部さん:疾走感がある曲で、やる気を出したい時に聴く曲です。
それではお聞き下さい、EGNISHでHERO。
~♪~
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに♪

≪コーナー2 ご当地自慢≫
さて、「ご当地自慢コーナー」です。
誰もがもつふるさと、それぞれひとりひとりにとって特別な存在です。
このコーナーでは出身地の食べ物、文化など自慢できるものをみなさんにご紹介していきたいと思います。
今回は、阿部あやかさんに黒川郡富谷町の「ブルーベリー」の紹介をしてもらいます。
よろしくお願いします。
今 回のご当地自慢は、富谷町出身の阿部が紹介します。今回私が紹介するのは、富谷の特産品ブルーベリーについてです。ブルーベリーはビタミンA、ビタミン C、鉄分などが豊富な食品で視力の回復に効果があるといわれています。最近では食品の栄養的な価値だけではなく、ジャムや様々なスイーツにも取り入れられ 皆さんも口にすることが多いと思います。そんなブルーベリーを富谷町では「とみやブルーベリースイーツフェア」と題して、町のお菓子屋さんから期間限定で ブルーベリーのスイーツを販売しています。今年は、町内のお菓子屋さん7店舗が美味しいブルーベリースイーツを提供してくれました。私の家の近くにもフェ アを行っていたお菓子屋さんがあり、実際にスイーツを食べましたが、甘酸っぱいブルーベリーとケーキがとてもマッチしていて期間限定がもったいないくらい の美味しさでした。しかし、残念なことにこのフェアは既に終了してしまいました。今年は7月14日~31日までの期間で行われました。短い期間ですが、そ れぞれのお菓子屋さんのブルーベリースイーツを味わえるとても貴重な期間です。もちろん、このフェア以外にも富谷町は魅力的な街ですので、機会があればぜ ひ訪れてみて下さい。
以上、「ご当地自慢コーナー」でした。

≪コーナー3 栄養ワンポイント≫
さて、続いては『栄養ワンポイント』のコーナーです。
ここでは、管理栄養士として知っておきたい知識、また、リスナーのみなさんにもご紹介したい事柄を問題形式で紹介します。
今回は、大学院で「子供のおやつ」について研究されています高橋さんに問題をだしていただきます。よろしくお願いします。

問題:小学生が食べる一日のおやつの目安のカロリーは何カロリーでしょう?
① 200kcal
② 300kcal
③ 1000kcal

正解:①
  正解は200kcalですが、あくまでも目安なので、体の大きさやその日の活動量によって食べる量は変わるんですよ。その子に合ったおやつの量を調節して あげることが大切ですね。おやつを=お菓子だと勘違いしている人もいるかもしれませんが、子どもにとっておやつとは、食事だけではとりきれない栄養を摂る ものなので、おにぎりやパンなどの炭水化物が望ましいと考えられています。甘いお菓子やスナック菓子ばかり食べるのは控えましょうね。

来週も、このように問題形式でみんなで勉強していきます。
以上、「栄養ワンポイント」のコーナーでした。

『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』

この番組は、宮城学院女子大学の提供でお送りしました。