自主制作ラジオ放送 パワフル奮闘記 第18回 (2015 09 28)

18回目を担当します今日のメインパーソナリティーは4年の近江遥奈です。
今日一緒に番組を担当する仲間を紹介します。
正木ゼミ4年の廣木さやかです。
そして、番組のコメンテーターは私たちの大学の先生の正木恭介先生です。
本日はこの3人でお送りしますが、後ほどゲストも登場しますので、お楽しみに。
 
≪コーナー1≫
最初のコーナーは、「気になる」「身になる」「クエスチョン」です。
私達が気になる疑問をゲストにぶつけて、教えてもらい、リスナーのみなさんの身になる情報を発信します。
テーマは「農業の魅力」について。先週に引き続き、ゲストは佐藤将大さんです。宜しくお願いします。
前回は佐藤さんの活動内容についてお伺いしました。聞き逃したと言う方は「パワフル奮闘記」のホームページで是非バックナンバーをお聞きくださいね!
さて佐藤さん。仙台市内の桜ヶ丘を中心に農業活動をされているという事ですが、なぜ桜ヶ丘なのですか?
⇒基本は近くで作って近くで消費していただく。これが原則だと僕は思います。極端ですが分かりやすく言えば、北と南では生活の質・習慣が違うように食べ物や食物の種類・栄養も違いますよね。だからわざわざ遠くのものを取り寄せてまで食べるべきではないと思います。郷に入っては郷に従えではないですが、やっぱりこれも同じじゃないのかな。もっと現実的に話せば、このままの流れを続けていくと(実際そうだが)生産者も消費者も結局苦しくなっちゃうと思います。
理想の話ですが、将来的には皆さん一人一人(各家庭)が農業をやるべきだと強く思います。
そもそも農業を専業化するものじゃないですからね。誰だってできるはずですから。
そこにも溢れんばかりの思いがありますからちょっと我慢するとして(笑)その理想を実現し、現実とするため、先にもお話したように近いところ生産・販売やいろいろ楽しく活動している姿を特に子どもたちに見せて生きたいし、いずれ将来一緒に活動したいですね。僕たちがそうだったように。
 
Q1.桜ヶ丘の方々と接していて印象に残っている出来事はありますか
⇒涙なくしてはいられない出来事がたくさんあります。
野菜をテスト的に販売して回った時、もちろん皆さん当時は僕の存在はほぼ知らないわけですからまったく相手にしてもらえませんでした。(こんな風貌だし(笑))そんな時一人の主婦の方が一緒に行こうということで知り合いの自宅を回ってくださいました。面白いことに気が付いたら4人も5人も引き連れていました。本当に皆さん親切な方ばかりで感動しました。有難かったです。最後には桜ヶ丘全体の会長さんを紹介していただきました。その方も僕の活動大いにうけいれてくださり、たくさんのチャンスも作っていただきました。その後状況が急展開し、近所の方々が僕のためになるようなものを持って来たり、教えてくださったり。かと思えば最初お世話になった主婦の方が(勝手に(笑))宣伝部長になり、小学校のレクレーションのチャンスを作ってくださり。他にも、活動するうえで宣伝用のチラシがどうで、販売用の軽トラの色や名前はどうで…とか。とにもかくにもこんなことばっかりで感動しない人はいないですよね。いつの間にかこの方々のためにも!という気持ちになっていました。自分だけの夢ではなくなりました。
 
Q2.この活動を始めて、何か変わったことは
⇒僕の場合は、自然農法や自然栽培といわれる栽培を一応しております。特徴の一つに本当に必要なことしかしない、あれもこれもはやらないんですね。それがそのまま実生活にも繋がるんですよ。例えばシャンプー・ボディーソープ・歯磨き粉に至ってもほとんど必要なくなります。これにはきちんと説明をしないと誤解を受けますがね。(笑)要は本当に必要なものを求める、シンプルになったということです。根本的に物の生活から、心・精神の生活になっていく気がします。物はなくても心は常にすっきりと満たされている、余裕がありますよね。そうなれば他人にも仕事にもいい影響はありますし、あまり損得で行動しなくなりますね。フットワークがよりかるくなりました。感情もより素直になっていきます。他にはお金に関していえば、余計なものを買わなくなるわけですから余裕も増えます。決定的に変わったことといえば、お金の入り口ではなく出口を考えるようになりました。これまではいかにして稼ぐか、どうやって稼ぐか、なんてことばかりでしたが、今は「何にどう使うか」を考えるようになりました。
自分自身が根本的に変わりました。
Q3.今回の大雨で稲はタレてしまい、日照時間は短くなり、お米の品質に対して懸念が持たれます。
農作物の栽培は自然の脅威といつも隣り合わせという気がしますが、これに対して考えや対策などがあったらお聞かせください。
Q4.冬場はどうしているか
⇒冬場でも育てられる野菜があれば育てたいですね。
それに大事な仕事がありました。雪かきです。
Q5.最後に農業の楽しさ・やりがいを教えてください
⇒質問の答えになるかどうかわかりませんが…皆さん毎朝の目覚めはいかがですか?僕は毎日朝が来るのが待ち遠しいんです。前日どんなことがあっても、毎朝、新年みたいに新鮮な気持ちで迎えることができていますか?農業や自然といわれるものには、そういったことにも気づかせてくれる【チャンス】が多い職業や場所だと思います。
佐藤将大さん、2週にわたりお忙しい中のご出演、本当にありがとうございました!
また機会があったらぜひお話聞かせてください。
以上、「気になる身になるクエスチョン」、『農業の魅力』についてお伝えしました。
 
≪コーナー2≫
さて次は、旬の食材について1分間でお伝えする、「旬の食材1分メモ」です。
廣木さやかさんお願いします。
今日は旬の果物について紹介します。今回は「りんご」です!
 りんごには、ビタミンCやカリウムが多く含まれています。ビタミンCは、鉄分の吸収を高めてくれるため、貧血の予防に効果があります。また、カリウムはナトリウムを体外に排出してくれる作用があり、この働きによって血圧の上昇を防いでくれます。
 また、りんごに含まれる「リンゴ酸」、「クエン酸」には、炎症を抑える作用や疲労回復効果があるので、風邪をひいたときにおすすめです。
 さらに、りんごに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、高血圧やがん予防、老化予防、動脈硬化予防に有効とされています。「1日1個のりんごは医者を遠ざける」といった諺があるように、りんごには様々な病気の予防に効果が期待されています。
 りんごは、現在は80カ国以上の国で育てられていて、多くの種類があります。日本では約2,000種類、世界では約15,000種類あると言われています。ぜひ、この秋に色んな種類のりんごを食べて、自分の好みにあったりんごを探してみてください!
明日(あす)の、果物は、りんごで 決まり~!!
以上「旬の食材1分メモ」、今回は「りんご」をお送りしました。
 
《コーナー3》
さて、続いては「ヒラケ!ミヤガク!」のコーナーです。
このコ-ナーでは、私たちが学内外で多くの事を学び体験することで、夢や才能を開花させさせたい!そして、それら学び得たことを社会に開放していきたい!という想いとともに、私たちのキャンパスライフでの、学びや体験を発信していきます。
今回は「養護教諭になるためには」について養護教諭になるための授業を受けている廣木さやかさんに質問していきます。
宮城学院女子大学に来年の2016年から新しく設置される、教育学部教育学科の健康教育を専攻すると養護教諭の資格を取得することができます。養護教諭とは保健室などで学校内における在学生の怪我・病気等の応急処置を行ったりする先生のことです。いわゆる保健室の先生ですね。大学の授業では「学校保健」、「看護学」、「看護学実習」、「養護概説」などの養護教諭関連科目を学びます。
養護教諭になるには、3週間の教育実習もあります。その教育実習の様子について質問していきます。
さやかさんは6月1日~26日までの3週間、仙台市泉区にある、児童数20人ほどの小規模小学校で実習をしてきたんですよね。
Q1.どのようなことを行うのですか。
 主に応急処置と授業をしました。応急処置というのが怪我の手当てのことですが、ただ怪我の手当てをするだけでなく、いつ、どこで、どのように怪我したのか聞いて、重症度を見極めて手当てを行います。授業では、学活の時間や学校行事前に保健の授業を行う保健指導と、保健の時間に授業する保健学習の2つを行いました。保健指導では、虫歯や歯肉炎、正しい歯の磨き方について指導しました。保健学習では、小学4年生に体の発育・発達について1年生から4年生までの身長の記録を用いて授業しました。
 そのほかにも、保健だよりの作成、保健に関係する掲示物の作成、プールの水質検査や歯科検診のお手伝いなど、様々な実習をさせていただきました。
Q2.その実習で感じた事、考えたことはありますか?
 私が実習させていただいた実習校の子供たちはとても素直で優しい子たちでした。喧嘩が起きた時は、周囲の子供たちが状況を判断して、仲直りさせたりして子供たち同士で解決している場面もあり、私が思っているよりも子供たちはしっかりしていると思いました。
Q3.実習で楽しかったこと、大変だったことは?
 実習で楽しかったことは、子供たちと一緒に鬼ごっこしたり、かけっこしたり、色々と遊んだことです。大学生になるとあまり体を動かす機会がなくなるので、久々に子供たちと体を動かした遊びができて楽しかったです。
 大変だったことは、怪我や体調不良を起こした子供に、その後の怪我の様子や体調をうまく聞き出すことです。具合どうと聞くと、大丈夫ですって言われるので、傷口はどれくらい塞がったのか、痛みはまだ感じるのかとか、養護教諭として欲しい情報を聞きだすことが大変でした。
Q4.正木先生は養護教諭の教育実習の巡回担当でもあるんですよね?実習の様子はどうでしたか。
 
ありがとうございました。実習は普段の授業では学べないことをたくさん吸収できるチャンスです。私も臨地実習で小学校、保健福祉センター、病院の3箇所に行ったのですが、一日一日がとても濃かったことを覚えています。管理栄養士になるための知識はもちろん、社会人になってから役立つようなことをも学びました。その時学んだことが今の自分につながっていると感じることがあります。私たちの後輩にもたくさんのことを学んで成長してほしいですね。
 
以上、「ヒラケ!ミヤガク」今回は『養護教諭になるためには』についてお伝えしました。
 
本日は廣木さやかさん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティーは近江遥奈でお送りしました。
管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!