自主制作ラジオ放送 パワフル奮闘記 第18回 (2014.02.03)

18回目を担当します今日のメインパーソナリティーは 3年の 平賀小百合 です。今日の自己紹介テーマは「セールで買ったもの」です。私は、ネイビーのセーターとコートと春ジャケットを買いました。計画性無かったのでちょっと後悔してます!よろしくお願いします。

毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!
今日一緒に番組を担当する、私たちの仲間はこの方です!
3年生の高橋夏希さんと3年生の佐藤花香さんです。
そして、番組のコメンテーターは私たちの大学の先生である正木恭介先生です。先生よろしくお願いします。
本日はこの4人でお送りします。よろしくお願いします。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。大学のゼミ活動を紹介します。今回は公衆栄養活動を展開する「太田ゼミ」について語らいます。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、魚の魅力をさぐる「お魚ワンポイント」のコーナーと、皆さんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。
FMいずみのスタジオからお送りします。
どうぞ、30分間お付き合いください。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今回は、ゲストのお二人が所属している太田ゼミについて語ってもらおうと思います。
私たちの所属している食品栄養学科では、三年生になるときにゼミに入ります。ゼミは全部で つあり、それぞれに特徴があります。自分の興味のある分野のゼミを選び、基本的に4年生まで続けていくことになります。
さて、太田ゼミはどのような分野で、どのような活動をしているんですか?夏希さん、おしえてください。
なるほどー。公衆栄養とは、個人または集団の健康を維持・向上するために必要な栄養・健康施策を行い、問題点の改善を図ることを指しています。
公衆栄養分野の中で、保健所・市町村保健センターなどに勤めている栄養士を行政栄養士といいます。
具体的にはどのような活動をしているんですか?花香さん。
※一品持ちよりバイキングでは~ 仮設住宅支援では~
一品持ちよりバイキング楽しそうですね。他の学年のお友達も増えそう!
わたしも参加してみたいです。仮設住宅支援は、まさに行政栄養士、という感じですね。具体的な活動は4年生からしていく、ということなので、企画等がんばってください!
以上「私たちのキャンパスライフ」今回は「太田ゼミ」についてお送りしました。

≪音楽タイム≫
ここで一曲音楽をお届けします。
音楽を聴くと心が癒されたり、元気になりますよね。
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介していきます。
今週ご紹介する曲は、AKBの「ファースト・ラビット」です。この曲は、不安なことやつらいことがあっても、自分の夢に向かってあきらめずに頑張ろうと思わせてくれる曲です。
それでは、お聴きください。
~♪~
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!

≪コーナー2≫
お魚ワンポイントのコーナーです。
今回、ご紹介する魚は、「うなぎ」です。
ウナギ(鰻)とは、ウナギ科ウナギ属に属する魚類の総称です。世界中の熱帯から温帯にかけて分布するニホンウナギ・オオウナギ・ヨーロッパウナギ・アメリカウナギなど18種が属します。
さて、うなぎは漢字でどのように書くかわかりますか?なつきちゃん。
正解です!うなぎは魚へんに「ながい」というつくりを書きます。魚へんに我慢のまんの右側、ということですね。
「うなぎ」の語源については各説あります。
日本では奈良時代の『万葉集』に「武奈伎(むなぎ)」として書かれているのがはじめてで、これがウナギの古称です。その後、「ウナギ」という語形が登場し、定着しました。そもそものムナギの語源には
? 家屋の「棟木(むなぎ)」のように丸くて細長いから 
? 胸が黄色い「胸黄(むなぎ)」から 
? 料理の際に胸を開く「むなびらき」から 
など、いくつかの説があります。
土用の丑の日や夏バテ予防に食べられますが、ウナギの旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味が落ちるといわれています。
うなぎを使った料理、どんなものが思い浮かびますか?はなかちゃん
※うなぎの蒲焼とか、ひつまぶしとか… うなぎの蒲焼、おいしいですよね。
でも、考えて見るとそんなに調理方法が思い浮かばない方が多いんじゃないでしょうか。実は、日本国内だけでなく各国でも、いろいろな料理があるんですよ。
定番の蒲焼、ひつまぶし以外にも、たれを付けずに焼いた白焼、茶を風味付けに使った静岡焼きなどがあります。
ぼく煮は、 鰻の白焼きとささがきにしたゴボウを醤油と砂糖などで甘辛く煮た浜松市の郷土料理です。
みなさんご存知のうなぎパイ。これは、「ウナギパウダー」入りの菓子パイのことですね。
イギリス南部の郷土料理でもうなぎパイはあって、こちらは、パイ生地にぶつ切りにしたウナギを入れて焼き上げた物です。

せいろ蒸し :蒲焼きと、タレを混ぜ込んだご飯をせいろで一緒に蒸し、ウナギやタレのうまみをご飯に染み込ませる。 
半助(はんすけ):ウナギの頭部の事を指し、焼いて蒲焼のタレに使用したり、つまみにしたり半助豆腐として煮込に使用する。 
うざく:焼いたウナギの切り身とキュウリ、ミョウガなどを使った酢の物。 
う巻き:ウナギの白焼きまたは蒲焼を芯にして巻いた卵焼きのこと。

ウナギをフライにし、胡椒のソースなどを掛けて食べる食べ方は、日本ではあまり見られませんが、ヨーロッパなどで食べられています。 
煮凝り :ヨーロッパウナギやアメリカウナギなどの他のウナギもイタリア、スペイン、フランスなど南欧を中心に、主に煮凝り料理として各地で食用にされている。 
スペインではウナギの稚魚であるシラスウナギを食する習慣がある。代表的なものとして、シラスウナギをそのままオリーブ油などで煮立てたオイル煮がある。スペインでもシラスウナギは希少・高価な存在であり、すり身で作ったウナギの稚魚もどきが販売されている。 
栄養面では、ビタミンAが特に多く、粘膜を強化、視覚を正常に保つ働きがあり、胃腸病や風邪を予防します。
ビタミンB1は疲労回復、ビタミンB2は細胞の再生と成長に関係し、ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨粗鬆症を防ぎます。ほかにも、ビタミンEには老化防止と高い抗酸化作用があり、カルシウム、鉄はそれぞれ骨や歯、血液という体の根本に関与します。EPAやDHAはコレステロールを抑えて血流を良くするなどの効果があります。
さらに近年では、皮の周囲に含まれるコラーゲンへの注目度が高まっています。タンパク質の一種であるコラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ役割を果たしており、肌の張りはもちろん、血管を柔軟にし、ガンの予防にも効果があると考えられています。健康効果の高いウナギ、みなさん、食べたくなってきたのではないでしょうか。
明日の おかずは うなぎで 決まり!
以上『お魚ワンポイント』 今回は「うなぎ」を紹介しました。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していくコーナーです。今日の疑問は、正木ゼミ3年のなぎささんのお友達からいただきました。
「GIってなに?」という疑問です。
GIって、けっこういろいろなところで目にしますよね。

調べてみました!GIとはグリセミックインデックスの略で、炭水化物を含む食品を食べた後に引き起こされる、血糖値の上昇の程度に従って、それぞれの食品に与えられる指数です。
血糖とは、血液中のブドウ糖のことを指します。ブドウ糖はエネルギー源として利用されているため、健康な人は、血液中のブドウ糖が一定の濃度に保たれています。
食後高血糖は、食事の摂り過ぎや運動不足によって、インスリンの分泌量が減ったため、もしくは、インスリンの働きが悪くなったために起こります。
空腹時高血糖に比べて、食後高血糖の方が高リスクであり、肥満から糖尿病、動脈硬化症などを引き起こしてしまうことが、国内外で行われた調査や研究で明らかになっています。
食後高血糖対策として、GIという考え方があります。食後血糖を上げにくくする食べ方として、食物繊維の多い食品から食べる、乳製品と一緒に食べるなどがあります。

調理・調味料でもGIは変わります。ある程度硬めに調理したり、麺類やスパゲッティは、中心部分に少し芯が残るアルデンテで茹でるとGIが下がります。
糖質の多いものでも、チャーハンなど、油を使うとGIが低くなります。しかし、エネルギーの摂り過ぎには注意が必要です。また、お酢には食物を胃から小腸に送り出す時間を遅くする働きがあるため、消化が遅くなり、その結果、GIを下げると言われています。出来上がった料理にお酢をかけてみるのもおすすめです。
ちょっとした工夫で、GIって減らせるんですね。
質問をくれたなぎさちゃんのおともだちさん、参考になったでしょうか。試してみてくださいね。
以上、解決!なんでもアンサーのコーナーでした。

本日のコメンテーターは正木恭介先生、ゲストは高橋夏希さん、佐藤花香さん、メインパーソナリティーは3年平賀小百合でお送りしました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』