本学学長と東北大学今村文彦教授のシンポジウムを行います

本学では、6月2日(土)~3日(日)の日程で、一般社団法人日本人間工学会の第59回目となる全国大会を開催いたします(大会長:大橋智樹(本学学芸学部心理行動科学科教授))。

学会の企画のうち、2日(土)午後1時からの特別シンポジウムは一般に公開して行われます。テーマは「“実践的な災害科学”から人間工学は何を学ぶべきか・何をすべきか」で、本学の平川新学長と、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長をお迎えして、お話を伺います。

東北大学災害科学国際研究所は、東日本大震災以降の2012年に発足した新しい研究所ですが、研究所発足の前から“実践的な災害科学”の構築のために平川先生、今村先生を中心とした共同研究拠点が基盤となっています。“実践的な災害科学”の特徴は、文系学問と理系学問を融合した新たな科学であること。初代所長を務めた平川学長は歴史学・日本近世史の出身、二代目にあたる現所長の今村先生は工学・津波工学の出身であることに象徴されるように、文理の壁を越えた協働の中に新たな学問を生もうとした動きが、東日本大震災という未曾有の災害への素早い対応を可能にしたと言えるでしょう。

シンポジウムでは、両先生から、研究拠点形成の流れから現在までの約10年間ほどについて、その裏話を中心にお話を伺っていく予定です。単に「文理融合」と言っても、その道のりは容易なことばかりではなかったことでしょう。そういった困難を乗り越えた工夫や知恵が、人間工学はもちろん、現代に必要とされているさまざまな諸課題を乗り越えるきっかけになるのではないでしょうか。

多くの方のご来場をお待ち申し上げます。

なお、この特別シンポジウム以外は一般に非公開です。ただし、本学会には人間工学会の会員の方以外の参加も認められておりますので(参加費:12,000円)、人間工学会Webサイト( /www.ergonomics.jp/conference/2018/ )をご覧いただき,ご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。

 

 日本人間工学会 第59回大会―社会的レジリエンスに資する人間工学―

一般公開 <特別シンポジウム>「“実践的な災害科学”から人間工学が学ぶこと・すべきこと」

【日  時】 6月2日(土)13:00~14:30

【会  場】 本学・大学講堂

【問合わせ】 日本人間工学会第59回大会事務局 tohoku.jes@gmail.com

 

ポスターのダウンロード(PDF)はこちらから