発達臨床学科准教授 松本 晴子

《さくら さくら のやまも さとも みわたすかぎり…♪》
お花見シーズンになりましたが、41年ぶりの4月中旬の積雪と寒い日が続いています。

 こんにちは。発達臨床学科の松本晴子です。専門は音楽教育です。音楽教育とは、どんな音楽教材(歌う曲や演奏する楽器など)が幼児や児童、生徒などに適しているのか、教材をどういう方法で伝えたり教えたりするのか、どんなことを目的にして指導するのかなどを研究する分野です。
 私は、音楽そのものの意義や理念などをふまえた教材の考察と指導方法の工夫を研究基盤としています。これまで「追分節」と言われる拍が伸び縮みする民謡曲の教材としての有効性*や音楽の機能を生かしたあそび歌の指導などについて研究を行ってきました。最近は保育者や音楽指導としての適切な歌声の出し方、日本語の歌のうたい方に関わることにも取り組んでいます。

 さて、次の写真は私が担当している「保育内容指導法(音楽)」の授業で、グループ別に音楽劇に取り組み発表しあった時のものです。複数の音楽劇の中からやってみたい音楽劇を選び、グループを結成しました。

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写真1と2はそれぞれ『あわてうさぎ』に取り組んだグループのものです。グループによって小道具、衣装、踊り、演じ方、演出などが全く異なった仕上がりで、とても楽しい発表でした。

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写真3は『みにくいアヒルの子』グループのものです。場面が変わるところで背景を変えたり、手作り暗幕を用いたり、工夫がみられました。
 写真4は『はだかのお王様』グループのものです。王様のクシャミの様子がわかりやすいようにタオルを用いたり、洋服を作る真似をする機織り機械を制作したりするなど、なかなか凝った演出でした。

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 限られた時間や制約の中での取り組みでしたが、各グループ共にアイディアを出し合い全員の協力で一つの音楽劇を作り上げる楽しさを体験したことは、何より自信になったと思います。このように音楽表現に関わる授業では、能動的、創造的に楽しい音楽活動も体験しながら、子どもに音楽の魅力や楽しさを伝えられる指導者としての力を総合的に身に付けていくことを目指しています。
 あなたも発達臨床学科で、子どもの健やかな成長と発達を支援する保育のスペシャリストを目指してみませんか♪

*松本晴子『日本民謡における拍の伸び縮みと聴取に関する研究』閏月社
(平成20年度宮城学院女子大学出版助成費補助)