音楽科 准教授 船橋 洋介

皆さん、こんにちは! 船橋洋介です。私は学芸学部音楽科でオーケストラの指揮を担当しています。

専門は指揮。国内外のオーケストラとの共演をはじめ、合唱、オペラ、吹奏楽やミュージカルなど、指揮者としての活動は多岐にわたります。主にクラシック音楽の分野が中心ですが、テレビやラジオ、イヴェントでのお仕事や、小中学生に音楽の楽しさを伝える講演などもしています。
大学では、音楽の先生を目指す学生の必修科目となる指揮法をはじめ、オーケストラや合唱など各種アンサンブルの授業、音楽の基礎を学ぶ楽典やソルフェージュなどを担当しています。さらに全学の1年生が学ぶ「音楽の世界」では、学科ごとに合唱を体験する宮城学院ならではの授業も受け持っています。

この宮城学院女子大学の音楽科は、実は日本でも有数の歴史と伝統を誇っています。日本にキリストの教えと西洋音楽が伝わる100有余年前からから音楽科が現在に至るまで存続し、これまで多くの卒業生が活躍されていることを是非皆さんに知ってもらいたいと思っています。校歌を作曲されたK・I・ハンセン先生の時代からその伝統は脈々と受け継がれているのです。私はこの大学で、音楽を伝えられることはとても光栄なことで、使命感をもって務めています。

音楽を演奏する上で大切なひとつに「アンサンブル」があります。アンサンブルは「共に」という意味だけでなく「調和」をも意味します。音楽は他の演奏者と共にお互いの音を感じながら音楽を合わせていくこと、心と心を通わせて音楽を表現することが大切なんですね。

大学では音楽を聴いて下さる人に向けて、その音楽の何を伝えたいのか、どのような音楽を奏でたいのかということを、様々な角度から突き詰めて表現していくことを学びます。

さて宮城学院ではこの秋、新たに聖歌隊が発足しました!そこでは歌うことの喜びと音楽の素晴らしさを、力強く内外に発信していきたいと思います。もちろんこの大学で学ぶ学生さんは誰でも活動に参加できるんですよ。

音楽は、私たちの心を豊かにしてくれる、かけがえのないものだと思います。共に喜び、時に涙し、勇気をも与えてくれるものです。「生きた音楽」を多くの人に伝えたい、そんな想いを共にこの宮城学院で育み、一緒に発信していきませんか?