6月18日、いま、現場で求められる英語教育とは?をテーマに、本学教育学科 藤崎さなえ先生と本学英文学科OGで現役英語教諭3名を迎え、「英語教育」のミニレクチャーと座談会を開催しました。
まず、藤崎先生が日本の現在の英語教育(小中高)の問題点として、英語嫌いな子供が多くなってきていること、また、日本人、特に若い世代の世界の英語能力テストランキングが年々下がっていることについて挙げました。
また、中学校1年生の1学期にアルファベットの読み書きができない生徒が一定数存在し、危機感を感じているとお話くださいました。
この問題から、中高現場教員のOG3名の現場の声を聞くとともに、問題点解決に向けての意見交換が行われました。
それぞれの現場において、英語力の差が開いている生徒をどのように指導しているか、生徒が英語を嫌いにならないよう授業でどんな工夫をしているかなど、3名は現場のリアルな声をお話してくださいました。
その後はそれぞれの大学生時代の様子についてお話してくださいました。
3名とも共通していたのは、本学英文学科で学んだ英語の知識が、現在の自分の基盤になっているということでした。
英文学科の専門科目で学んだ生成文法や英語音声学、卒論やレポートで学んだ知識、教員たちの講義そのものが、子供たちへの授業や指導、英語に興味を持たせることに今も大変役に立っていると述べました。
また、現在教員を目指している本学科生が、「教員を目指すことになったきっかけ」や「教員採用試験に向けた勉強法」、「子供への発音の指導方法」などを先輩たちに積極的に質問し、非常にインタラクティブな座談会となりました。
現地で活躍する卒業生から多岐に渡る話を伺うことができ、学生たちは講演後も3名の先輩たちへ積極的に質問や相談をしており、大変有意義なワークショップとなりました。
英文学科/英語文化コミュニケーション学科では、今後も卒業生の講演会などを通して積極的な就活支援を行ってまいります。