英文学科の遊佐典昭教授が、早稲田大学、大阪大学、マサチューセッツ工科大学の研究者と行った共同研究が、2025年1月にフィラデルフィアで開催されるアメリカ言語学会年次大会に口頭発表で採択されました。
この共同研究は、日本人英語使用者が英文を理解するときにどのような方策を用いるのかを、視覚世界パラダイムを用いた視線計測実験により明らかにしたものです。
実験結果から、日本人英語使用者は言語情報を順次、漸増的に処理していくことが明らかになりました。
このことは、第二言語学習者が言語を理解するメカニズムが、質的に母語話者と異ならないことを示唆します。言語理論からも言語教育の観点からも興味深い結果が得られました。
英文学科では、日本人英語学習者がどのように英語を理解するのかを、エヴィデンスベースで心理学的・脳科学的に扱う講義が提供されています。私たちの頭の中に実在する言語知識に関心のある人は、講義を受講してみて下さい。