本年度TOEIC最高点930取得者の勉強法の極意

今年度5月に英文学科で実施したカレッジTOEICにおいて、4年生の清水美里さんが、今年度の学科最高スコアである930点を取得しました!
そこで、これまでTOEICに向けてどのような勉強を行ってきたか、清水さんにお聞きしました。

Q1: はじめから点数は良かったですか?
中学時は英語の学力が極めて低かったため、英語学習を習慣づけることで高得点をとることができました。

Q2: どのようなことを「習慣」にしましたか?
まずは、英文学科で提供されている科目を利用しました。
1年・2年生次は、英語の基礎科目に加え、授業内で多読やweb上の単語の課題を行っていました。
さらに、3年間共通している習慣は、英会話と配信動画視聴です。英会話については、英文学科のESL (English Speaking Lounge)を多く利用していました。話す練習は、学んだことのアウトプットができるだけでなく、自分のわからない部分を知ることができるという点で非常に有効でした。英会話の中で、わからない単語を英語で教えてもらうことは、英語から日本語に頭の中で変換する時間を無くすことにつながりました。
また、ドラマや映画を見ることは、無意識に英語に触れる環境作りになったと思います。

Q3: 他に、日頃から意識付けていたことはありますか?
AIを使った発音練習も、得点を伸ばすことにつながったと考えます。発音練習をすることによって、口の動きと単語のスペルを合わせて覚え、また単語と単語のつながりを体感することができました。それにより、英語で話された内容を、概ね逃すことがなくなりなりました。

Q4:  TOEICの勉強法について、後輩たちにアドバイスはありますか?
TOEICに特化して勉強をすることは、点数を取る上で非常に効果的ですが、大学での学びや日常的な習慣が結果として点数につながるということも事実です。そのため、基礎がある程度身についている人は、基礎知識を習慣の中に取り込み、さまざまな英語テストにおいて、点数が取れるようになることが良いと思います。

英文学科では、毎年発行している英文学会誌の中で、TOEICや英検の高得点取得者の勉強法を掲載しています。英語試験のためだけでなく、英語力を伸ばすことにもつながりますので、ぜひ参考にしてください。
特に、清水さんの勉強法にあった、ESLでアウトプットを行うことで、学んだ知識を確認し自動化するだけでなく、自分に足りないことを確認できるというのは大変重要な指摘だと思います。

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