キリスト教文化研究所古代史シンポジウム
「井上廃后事件」からみる光仁朝
―「奈良」の終焉・「平安」の胚胎―
光仁朝は、天武系最後の称徳天皇と、天智を強く意識する桓武天皇という、強烈な個性で知られる両天皇の間にあり、これまでの古代史研究では、あまり注目されてこなかった。本研究会は、光仁朝で唯一注目されてきた「井上廃后事件」を多角的に検討し、光仁朝の歴史的意義を探る手がかりを得ることを目的とする。
「井上廃后事件」
光仁天皇即位と同時に皇后となった井上内親王が、天皇を「呪詛」したとして、皇太子であるその子・他戸親王と共に皇后・皇太子の地位を奪われた事件
日時 2015年3月7日(土) 13:00~17:00
会場 宮城学院女子大学 第二講義館3階 K301
基調講演<「井上廃后事件」と光仁朝>
榎村 寛之氏(三重県立斎宮博物館学芸普及課長)
問題提起
遠藤みどり氏(日本学術振興会特別研究員・本研究所客員研究員)
鈴木琢郎氏(本学非常勤講師)
司会
大平 聡氏(本学人間文化学科教授)