学校臨床研究の授業で、山形県のこども園へ視察に行きました

12月21日。学校臨床研究の科目を履修している2~4年生が、山形県金山町にある「認定こども園めごたま」へ視察に行きました。
 まずは開園して3年目となる園舎を見学。正面玄関に足を踏み入れると、そこには昔ながらの土間が広がり、釜戸や台所があって、薪ストーブが焚かれていました。地元金山の杉をふんだんに使って建てられた木造の園舎は柔らかな雰囲気と温かみがあり、この「大きなお家」のような園舎を初めて見た学生たちからは「うわぁ!」「え?これがこども園?」という感嘆と驚きの声が漏れていました。
 この園舎の周りには畑や田んぼがあり、園庭には小川が流れていて目の前には山がある…そんな里山の生活を体験できる保育に学生たちも身を投じ、子ども達と一緒に遊んだり、地元の食材を使った給食をいただきながら、この保育環境に込められた目的や思いを感じる機会となりました。
 午後は「子育て支援センターおひさま」と、「セラピーファームめごたま」を見学し、最後は質疑の時間も設けて頂きました。環境を通した保育、子育て支援、幼児・児童の発達支援など様々な角度からお話を伺うことができ、現場での取り組みや先生方の思いに触れることができました。学生たちの今後の学びや保育観に響くような、実り多き1日でした。