教育学会健康教育専攻企画講演会『「性の健康」を伝える課題とは?』が開催されました。

11月15日(木) 村口きよ女性クリニック院長 村口喜代先生による講演会『「性の健康」を伝える課題とは?』が開催されました。

最新の青少年の性行動調査、医療現場にみる性の問題行動についての具体的ケースワークを通しての講演は、多くのことに気づかされ、考えさせられる学びの機会となりました。受講生たちは、「自分自身の性の学びを基本に置くこと」教育は学ぶこと、学ぶことで解放され、変わっていく経験を積んでいくことを大切にし、こどもたちを守り育てる職業へ就きたいという思いを新たにしました。

~受講生からの感想より~

★今回の講演を聞いて、実際に起こったケースを交えた内容は興味深かったです。自分の体験からは想像がつかない問題が沢山あるため、もっと性についての知識をつけていく必要があると感じました。学内だけではなく学外にも足をのばし、学んでいきたいです。

★風邪やケガの予防に関しては、自己管理でも十分な効果が得られると思う。しかし、性に関しては、パートナー等の他者も関わるもので、その点が対応の難しさなのかと自分なりに考えることができました。ケースレポートを見る度に、彼らを養護教諭として支援するならば、どのようにするのか、何が一番適切なのか考えさせられました。学生の今でも、教師になってからも困難を感じるとは思うが、その時は、一緒に向き合って考えたいと思いました。

★今回とても貴重なお話を先生から伺うことができました。若者の性行動は消極化しているということですが、性教育がいかに必要なのか今回のお話を通じて実感しました。また、ケースレポートをお話いただき、その子どもの抱える背景をしっかり知ることの大切さを学びました。これから生きていく子どもたちへ、自分の心と体を大切にするための性教育をすることのできる養護教諭になりたいです。