スウェーデン研修もいよいよ終盤に入りました。ここまでの研修を振り返って、今回も中身の濃い研修となりました。
三日目は、リンショーピング大学の近くにあるサイエンスセンターを訪問しました。責任者のJanne先生の問題意識と関心は、スウェーデンの子どもたちに科学の楽しさを伝えたいということです。スウェーデンでも日本と同じく理科離れが進んでいるようでした。特に感受性の高い子ども時代に、自然科学にふれあうことが重要との考えから、「音」「水」「空気」「光」などのオリジナルの手引き書を作成し、子どもの興味関心を高める方法を追求されていました。「学ぶことが第一の目的ではなく、興味関心をかき立てることを目的にした活動を展開している」とおっしゃったのが印象的でした(写真は、「蛇の筋肉の動きなどを実際に触って感じ、学ぶ」という体験型の学習場面)。
四日目は、アウトドア環境教育のモデル校であるエリアスフリーズ学校を訪問し、子どもたちが体験的に学習する方法を視察しました。アウトドア環境教育はスウェーデンを発祥としてLearning by Doingを野外で実践することを特色としています。日本の教育方法とは大きく違う点は五感を使って体験的に学ぶことで学習効果を高めることです(写真は、動物と数を組み合わせたゲーム)。
午後は、IKEA JapanとSwedenのご協力で、IKEAマルメ店を訪問しました。IKEAの新しい店舗では、最先端のグリーンを取り入れる、という考え方で店舗が展開されています。そのようなアイデアを社員の皆さんからの意見を反映させる仕組みづくりがうまくなされていることが伺えました。
いよいよ最終日に向かって、研修のまとめの作業に入ります。。。残りわずかなスウェーデン研修を満喫できるよう、最後のワークショップに入ります。