12月19日、「就職して3年目、今思うこと」と題したキャリア講演会を開催しました。2022年度に人間文化学科を卒業し、現在仙台市内の郵便局で勤務している佐竹咲紀さんを講師にお招きしました。
日本郵便地域基幹職窓口コース社員である佐竹さんは、最初に会社の概要や理念を説明し、職場見学を随時受け付けていることなど、現在勤務している郵便局の取り組みや職場の雰囲気を話してくださいました。さらに業務で人と接することの楽しさと難しさ、達成感や成長を実感できることなど、仕事の苦労とやりがいを熱心に語ってくださいました。


また、学科在学時に学内のイベントで郵便という仕事に関心を持ったこと、悩みごとを周囲やキャリア支援課に相談していたこと、採用面接時には笑顔を絶やさないことを意識したことなど、就活時のリアルな経験も伝えていただきました。「みんな同じ悩みをもっていると思うこと」「他人と比較しないこと」「焦らず、自分のペースで取り組むこと」は、在学生にとって貴重なアドバイスになったことでしょう。「地域との結びつきが強い仕事がしたかった」「さまざまな人の人生に寄り添える仕事につきたいと思っていた」といったお話は、仕事選びの大切なポイントを教えてくれているように感じました。約40分間の充実した講演でした。


人間文化学科では、ここ数年、毎年卒業生が日本郵便に就職しています。学生の関心が高い業界ではないかと考えて、今回の講演会を企画しました。就職して3年目の若い世代に率直に語っていただいた実際の職場の印象や在学時の就活の悩みなどは、これから就活に臨む在校生の大きな参考と励みになったのではないでしょうか。
以下に出席した学生のコメントを紹介します。
これからどんな仕事について、社会に出るのかまったくみえず、日々不安でした。しかし今回のお話を聞いて、今働いている人も同じように悩んで社会に出ているのだと知り、安心しました。一人で悩んでいるよりも、周囲の機関を積極的に利用していきたいと思います。(1年)
郵便局のみなさんの写真はとても仲が良さそうで、あたたかい雰囲気が感じられて、とてもいい職場だと感じた。郵便以外のことも行っているので、覚えることが多かったり、お客様によって相談事も違うため、臨機応変な態度が求められ、大変だと思うけれど、そのぶんやりがいや達成感を得ることができるのだと感じた。(1年)
来年から本格的に就活が始まるが、どんなに内定がもらえなくても人と比べて焦ることがないように、自分の中の目標や意志を大切にしようと思った。何事も勉強であり、失敗から学ぶことも多くあるため、それを忘れないようにしたい。来年に向けて、挫けないように覚悟しておこうと思う。今回を機会に、郵便局に興味を持って自分なりに調べたいと思った。(2年)
自分で考えるよりも友達と話し合ったり、キャリア支援課から新しい意見をもらったりすることで、悩みを解決できるのだと分かりました。学校内でも、就活についてのさまざまな取り組みがされていたり、就活のイベントがあったりするので、情報を手に入れて積極的に行動したいと思いました。(2年)
佐竹さん、このたびはご講演ありがとうございました。
