7月5日(土)、人間文化学科 高橋ゼミの3・4年生が、授業(歴史文化演習・卒業研究演習)の一環で石巻市のサン・ファン館(宮城県慶長遣欧使節船ミュージアム)を訪問しました。
慶長遣欧使節は1613年に伊達政宗がヨーロッパに派遣した使節団です。日本側の代表が支倉常長、使節船の名称がサン・ファン・バウティスタ号(日本名不明)でした。
今回は授業で慶長遣欧使節の文献を読み、学びをより深めるためにサン・ファン館を訪問しました。当日は、館長の平川新先生(元本学学長)が展示を解説してくださいました。資料や映像をもとに、使節船派遣の背景となる海外・国内情勢から丁寧にご説明いただき、使節派遣の意味を広い視野から理解することができました。細部にわたって、展示に工夫やこだわりがあることもわかりました。授業で出された質問にも答えていただきました。
実際の資料や映像、解説を通して歴史を探究する充実した時間になりました。平川先生はじめ、サン・ファン館の皆様に厚く御礼申し上げます。